#0035) BLUES BREAKERS WITH ERIC CLAPTON / JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS 【1966年リリース】

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筆者が若かりし頃(1980年代)の音楽の情報源の殆どは洋楽雑誌だった。


毎月、MUSIC LIFE、音楽専科、rockin'on、BURRN!CROSSBEATを欠かさず購入し、新譜の紹介ページや過去の名盤特集を食い入るように読んだものである。


そして、雑誌以外の情報源となると、テレビとラジオの洋楽番組や、友達とのレコードやCDの貸し借りである。


これくらいしか無かった。


今回取り上げたJOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS〔ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ〕のアルバム「BLUES BREAKERS WITH ERIC CLAPTON」は、筆者が学生時代に同じバイト先のA君から教えてもらったアルバムである。


筆者がA君にTHE BLACK CROWES〔ザ・ブラック・クロウズ〕の1stと2ndアルバムを貸してあげたところ、そのお礼にと言ってA君が筆者に貸してくれたのがこの「BLUES BREAKERS WITH ERIC CLAPTON」だった。


このアルバムの聴きどころは言うまでもなく、タイトルに「WITH ERIC CLAPTON」と入っているとおり、Eric Claptonエリック・クラプトン〕のギターがこれでもかと言うほどフィーチャーされている点だろう。


元々ブルース・バンドとしてスタートしたTHE YARDBIRDSがシングル"For Your Love"でポップ路線に舵を切ると、「こんのもん、演ってられるか!」と言って(言っていないかもしれないが)バンドを脱退、辿り着いた先が英国ブルースの名門であるTHE BLUESBREAKERSだった。


Eric Claptonと言えば、たぶん、解り易いヒット作の有るCREAM〔クリーム〕やDEREK & THE DOMINOS〔デレク&ザ・ドミノス〕の方が有名であろう。


人によってはヒットメイカーBabyface〔ベイビーフェイス〕のプロデュースによる"Change The World"を歌う渋いオジ様なのかもしれない。


当時の筆者もロックの名盤を追いかける過程でCREAMやDEREK & THE DOMINOSにも出会い愛聴していたが、THE BLUESBREAKERSにはまだ手を出していなかった。


THE BLUESBREAKERSはブルース・ロックというよりはブルースそのものであり、当時の筆者にはホワイト・ブルース(白人のブルース)は「偽物」という偏見があったからだ。


しかし、「BLUES BREAKERS WITH ERIC CLAPTON」を聴いて、そんな偏見も吹っ飛んだ。


このアルバムで演奏されているブルースはかなり黒い。


そして、何よりEric Claptonのギターが良い。


THE YARDBIRDSでブルースを弾けなくなった時の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような、凄まじい弾きっぷりである。


ちょっと弾きすぎかなと思うくらい弾いている。


A君のおかげで、筆者は一円の出費もなく、何のリスクもなく、このアルバムに出会うことが出来た。


今ではもう会えなくなってしまったA君に「ありがとう」と言いたい。