2018-01-01から1年間の記事一覧
米国ミシガン州デトロイト出身のぶっ壊れたガレージ・ロック・バンドTHE GORIES〔ザ・ゴーリーズ〕が解散した後、同バンドでギター&ヴォーカルを担当していたMick Collins〔ミック・コリンズ〕が結成した、これまたぶっ壊れたガレージ・ロック・バンドがTHE…
このブログのタイトルは、「ロックン・ロール・プリズナーの憂鬱」としているので、ブログを始めた時は筆者の最も好きな音楽ジャンルであるロックン・ロール系のアーティストについての文章のみを書こうとしていた。 しかし、筆者はストイックに特定のジャン…
2000年以降は自分の好みに合う新人アーティストが殆ど登場しなくなった。 これは、筆者の耳が古すぎて新しい音について行けなくなったからだと思っている。 故に、このブログでも2000年以降に登場した新人アーティストを取り上げることは稀であり、今のとこ…
大好きなアーティストであるにも関わらず、音源を入手し難いため、ブログでそのアーティストを取り上げることを躊躇う場合がある。 例えば、今回取り上げるTHE CHERRY BOMBZ〔ザ・チェリー・ボムズ〕はそれに該当するアーティストだ。 このTHE CHERRY BOMBZ…
ファンク・メタルの先駆者と言えば、RED HOT CHILI PEPPERS〔レッド・ホット・チリ・ペッパーズ〕、或いは、FISHBONE〔フィッシュボーン〕あたりになるのだろうか。 RED HOT CHILI PEPPERSはアルバムをリリースする毎にジワジワとトップ・バンドに登り詰め、…
DEAD OR ALIVE〔デッド・オア・アライヴ〕とCULTURE CLUB〔カルチャー・クラブ〕の間にはライバルという構図がある。 しかし、この二つのバンドの全盛期をリアルタイムで体験した者の感触としては、それは違うような気がしている。 CULTURE CLUBの全盛期をア…
筆者が、初めてロックだと意識して買ったレコードはJAPAN〔ジャパン〕の「QUIET LIFE」だった。 そして、初めてヘヴィ・メタルだと意識して買ったレコード、これに関しては記憶が曖昧なのだが、たぶん、W.A.S.P. 〔ワスプ〕の1stアルバム「W.A.S.P.」だった…
#0126でJohn Hiatt〔ジョン・ハイアット〕の「BRING THE FAMILY」を取り上げた時に、筆者がよく聴くハートランド・ロック(米国のルーツ・ミュージックから影響を受けたロック)のアーティストとして、Bruce Springsteen〔ブルース・スプリングスティーン〕…
FOGHAT〔フォガット〕というバンドを知った切っ掛けは漫画だった。 同級生のS君が、「おまえ、ロック好きやし、これ貸したるわ」と言って持ってきたのが永野護という作家の書いた「フール・フォー・ザ・シティ (FOOL for THE CITY)」という漫画だった。 今と…
ロックとダンス・ミュージックの融合と聞いて、多くのロック・ファンが真っ先に思い浮かべるアーティストはTHE STONE ROSES〔ザ・ストーン・ローゼズ〕なのだろうか? 確かに彼らの1stアルバム「THE STONE ROSES」がロック史上に燦然と輝く名盤であることに…
Fats Domino〔ファッツ・ドミノ〕は、Chuck Berry〔チャック・ベリー〕、Little Richard〔リトル・リチャード〕、Bo Diddley〔ボ・ディドリー〕と並ぶロックン・ロールの始祖だ。 そして、ロックン・ロール・ピアニストとしては、Fats Dominoが最初なのでは…
活動期間が短く、アルバムを1枚だけ残して解散したものの、未だに忘れられないバンドがいくつかある。 今回取り上げるIMPERIAL DRAG〔インペリアル・ドラッグ〕もその一つであり、残したアルバムは「IMPERIAL DRAG」一枚のみ。 このバンドは、高性能パワー・…
このブログでは2000年以降にデビューしたアーティストの作品を殆ど取り上げていない。 何故なら、Bruce Springsteen〔ブルース・スプリングスティーン〕の「BORN TO RUN」について書いた記事で述べたように、2000年以降のあまりにも小綺麗に作り込まれ過ぎた…
SKUNK ANANSIE〔スカンク・アナンシー〕というバンドを知った切っ掛けは、たぶん洋楽雑誌の「MUSIC LIFE」だったと記憶している。 今回取り上げる1stアルバムの「PARANOID & SUNBURNT」がリリースされたのは1995年である。 1995年と言えば、SKUNK ANANSIEの…
一ヶ月ほど前にTHE BEATLES〔ザ・ビートルズ〕から大きな影響を受けているバンドの一つとしてTEENAGE FANCLUB〔ティーンエイジ・ファンクラブ〕を取り上げたのだが、その後少し経ってから、大切なバンドを忘れていたことを思い出した。 そのバンドはTHE SMIT…
筆者が洋楽を聴き始めた1980年代初期において、女子から最も人気の高かった洋楽アーティストは間違いなくDURAN DURAN〔デュラン・デュラン〕である。 これは、もう圧勝と言えるくらい、ダントツの1位だったのである。 DURAN DURANはメンバー全員が奇跡的な…
グラム・メタルと聞いて思い浮かべるバンドにはどんなものが有るのだろうか? 有名どころでは、MOTLEY CRUE〔モトリー・クルー〕、RATT〔ラット〕、DOKKEN〔ドッケン〕、BON JOVI〔ボン・ジョヴィ〕、POISON〔ポイズン〕、CINDERELLA〔シンデレラ〕、WARRANT…
最近、筆者が愛読しているブログ「SMELLS LIKE PUNK SPIRIT」のブロガーさんと、「好きなギタリストTop 5」や「好きなベーシストTop 5」のやり取りをして盛り上がっている。 昔、ロック好きやバンド仲間で集まった時に必ず話した王道ネタである。 上記のブロ…
今回取り上げるCREEDENCE CLEARWATER REVIVAL〔クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル〕、通称CCRの5thアルバム「COSMO'S FACTORY」を筆者が聴きたいと思った理由は明白だ。 1980年代に筆者が最も好きだったHANOI ROCKS〔ハノイ・ロックス〕がこのアル…
今回取り上げるのは、CARTER THE UNSTOPPABLE SEX MACHINE〔カーター・ジ・アンストッパブル・セックス・マシーン〕(長いので以下CARTER USMとする)の3rdアルバム「1992 – THE LOVE ALBUM」だが、彼らは前年の1991年に「30 SOMETHING」というタイトルの2nd…
筆者が愛読しているブログ「SMELLS LIKE PUNK SPIRIT」のブロガーさんがラジオ番組を始めた。 番組名は「innocent blue birds、junのロックンロールレディオ」である。 これがかなり面白い。 「そう言えば、昔、ロック好きが集まって、こんな話をしたなぁ~…
#0123.1に続き、もう一冊、番外編として本を取り上げてみる。 今回は、シンコー・ミュージックからのムック本、「CROSSBEAT Presents from PUNK to POST-PUNK」である。 詳しくは出版社の公式サイトを見て頂きたい。 筆者がロックを聴き始めたのは1980年代初…
ここ数年はインターネットで情報を収集することが増え、買う本の数が激減してしまったのだが、最近、面白い本に出合えたので番外編としてそれらの本を取り上げてみる。 まずは、山本加奈子(著)、及川亮子(監修)による「マンガでわかるジャズ」である。 詳し…
#0123) INTRODUCING THE HARDLINE ACCORDING TO TERENCE TRENT D'ARBY / Terence Trent D'Arby 【1987年リリース】
1987年は天才Prince〔プリンス〕が大傑作の9thアルバム「SIGN O' THE TIMES」をリリースした年なのだが、Princeに匹敵する天才的な新人アーティストが1stアルバムをリリースした年でもある。 その天才の名はTerence Trent D'Arbyであり、リリースした1stアル…
1970年代初頭の英国で興ったグラム・ロック・ムーヴメントが輩出した2大スターと言えば、David Bowie〔デヴィッド・ボウイ〕とT. REX〔T・レックス〕のMarc Bolan〔マーク・ボラン〕である。 常々、思っていたのだが、David Bowieの後継者はけっこういるのだ…
マイクロソフトがWindows 95をリリースして以降、インターネットは人々の生活における重要なインフラとして定着し、筆者の暮らしもインターネット無しでは成立し難くなった。 自分の下に届く情報もインターネット普及以前とは比べ物にならないほど増え、趣味…
ゴシック・アンド・ロリータ(通称、ゴシック・ロリータ、ゴスロリ)と言われるファッションの原点がどこにあるのかについて、筆者はその歴史に全く明るくない人間だが、1985年に1stアルバムをリリースしたSTRAWBERRY SWITCHBLADE〔ストロベリー・スウィッチ…
THE BEATLES〔ザ・ビートルズ〕から大きな影響を受けたバンドとして、よく例えに挙げられるのはBADFINGER〔バッドフィンガー〕、CHEAP TRICK〔チープ・トリック〕、ENUFF Z'NUFF〔イナフ・ズナフ〕、TEENAGE FANCLUB〔ティーンエイジ・ファンクラブ〕、OASIS…
1980年代前半の日本で最も人気の高かった洋楽アーティストはDURAN DURAN〔デュラン・デュラン〕である。 もちろん、DURAN DURANはビッグ・イン・ジャパンではなく、本国である英国はもとより、世界的な成功を修めたアーティストなのだが、1980年代前半におけ…
2018年現在、グラム・メタルと呼ばれているジャンルは、そのムーヴメントの最盛期である1980年代の日本ではLAメタルと呼ばれていた。 そのジャンルのバンドの多くが米国カリフォルニア州ロサンゼルス(L.A.)を拠点に活動していたことがLAメタルという呼称の…