2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧
1980年代に隆盛を極めたグラム・メタル(ヘア・メタル)のイメージと言えば、スプレーで立てた長髪、ド派手なメイク、ヒラヒラした衣装あたりだろう。 そんなグラム・メタルの最大公約数的なイメージに最も近いバンドは、たぶんPOISON〔ポイズン〕なのではな…
米国デラウェア州ウィルミントン出身のGEORGE THOROGOOD & THE DESTROYERS〔ジョージ・サラグッド&ザ・デストロイヤーズ〕の本国での人気というのはどれくらいなのだろう? 1stアルバム「GEORGE THOROGOOD & THE DESTROYERS」(1977年作)をリリースして以…
晴れた休日の朝に何故か無性に聴きたくなるのがサザン・ロックだ。 サザン・ロックが持つ土の匂いを感じさせる音、つまりはブルースやカントリーのフレイヴァ―が、のんびりと過ごせる休日の朝に絶妙にフィットするのだ。 1970年代ならTHE ALLMAN BROTHERS BA…
1989年は、当時、UKロックを聴いている者にとって、けっこうセンセーショナル年だ。 この年の5月には、THE STONE ROSES〔ザ・ストーン・ローゼズ〕がロックの歴史を変えた名盤、1stアルバムの「THE STONE ROSES」をリリースしている。 そして、10月には、あ…
1970年代は洋楽の黄金時代であり、「手に負えない名盤」が多い。 例えば、THE ROLLING STONES〔ザ・ローリング・ストーンズ〕の「EXILE ON MAIN ST.」、David Bowie〔デヴィッド・ボウイ〕の「ZIGGY STARDUST」、AEROSMITH〔エアロスミス〕の「ROCKS」、FUNK…
2019年現在において、現代のPINK FLOYD〔ピンク・フロイド〕と言えばPORCUPINE TREE〔ポーキュパイン・トゥリー〕だ。 今回取り上げる彼らの3rdアルバム「THE SKY MOVES SIDEWAYS」を聴くにつけ、その認識が深まる。 PORCUPINE TREEの曲がPINK FLOYDの曲に酷…
#0101で取り上げたLAST GREAT DREAMERS〔ラスト・グレート・ドリーマーズ〕に続き、また、筆者好みのバンドを見つけた。 ZEN MOTEL〔ゼン・モーテル〕というバンドなのだが、オフィシャル・サイトによると、2004年に1stアルバムをリリースしており、現時点(…
2000年を過ぎた頃から洋楽雑誌をあまり買わなくなった。 何故なら多くの情報をインターネットで集められるようになったからだ。 しかし、毎月、洋楽雑誌を数冊買いこんで、隅々まで読み尽くすような情報収集の仕方はインターネットではやらなくなった。 信憑…
FAITH NO MORE〔フェイス・ノー・モア〕というバンドは、3rdアルバム「THE REAL THING」に収録されている全米9位のヒット・シングル"Epic"がラップ・メタルの先駆けのような曲であるため、ラップ・メタルやファンク・メタルとしてカテゴライズされることが多…
以前、あまり売れなかったが個人的には大好きな英国のアーティストとして、 THE SEERS〔ザ・シアーズ〕やADORABLE〔アドラブル〕を取り上げたが、同じ時代(1990年代前半)のアイルランドにもそのようなアーティストがいた。 それは、POWER OF DREAMS〔パワ…
1980年代に全米チャートを圧巻したグラム・メタル(当時の日本ではLAメタルと言っていた)において、その代表的なアーティストと言えば、やはりMOTLEY CRUE〔モトリー・クルー〕になるのではないだろうか。 このバンドの正式なバンド名はOとUにウムラウトが…
これは間違いなく大物になると睨んだ新人アーティストが、思いのほか評価されることなく失速していくことがある。 自分の目が節穴だったのか、或いは、ショービジネスとは実力だけで成功を掴み取れるような世界ではないのか? 筆者は、TOMMY CONWELL & THE Y…
1968年にデビューしたSTATUS QUO〔ステイタス・クォー〕は英国では国民的人気バンドだが、日本での人気は低いと言わざるを得ない。 筆者が洋楽を聴き始めたのは1980年代初頭なのだが、STATUS QUOは1980年代にもコンスタントにアルバムをリリースしていたにも…
今回取り上げるPOP WILL EAT ITSELF〔ポップ・ウィル・イート・イットセルフ〕は英国におけるデジタル・ロック(英国ではグレボと言うらしい)の先駆者であり、後に登場するJESUS JONES〔ジーザス・ジョーンズ〕やEMF〔イーエムエフ〕に大きな影響を与えたバ…