#0081) THE SMOKE OF HELL / THE SUPERSUCKERS 【1992年リリース】

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THE SUPERSUCKERS〔ザ・スーパーサッカーズ〕のWebサイトにアクセスすると『The greatest rock'n'roll band in the world』という文字が目に飛び込んでくる。


そして、MOTORHEADモーターヘッド〕のLemmy〔レミー〕が贈った『If you don't like the Supersuckers, you don't like rock'n'roll!』という言葉に気付く。


少々、持ち上げすぎのような気もするが解らなくもない。


THE SUPERSUCKERSというバンドには、「ロックン・ロールが好きならこのバンドの良さが解るよな」と訊いて、相手を頷かせたくなるような説得力がある。


もちろん、筆者も、「Yes」と答えるだろう。


余談だが、このバンドはバンド名に定冠詞のTHEを付けたり付けなかったりするのでバンド名を書く時に記述の仕方で迷ってしまう。


今回取り上げた1stアルバムの「THE SMOKE OF HELL」はグランジの名門レーベルであるサブ・ポップからリリースされている。


それ故、筆者も1990年代初頭に勃発したグランジ・ムーヴメントに嵌っていた頃、その手のバンドだと思ってこのアルバムを買ったのだが、グランジらしい陰鬱さが全く無く、肩透かしを食らった記憶がある。


それでこのアルバムにがっかりしたのかと言えばそんなことはなく、むしろ、良い意味でひねりの無いそのストレートなロックン・ロールは嬉しい不意打ちであり、直ぐにヘヴィー・ローテーションの愛聴盤となった。


このアルバムを聴く限り、MOTORHEADRAMONESラモーンズ〕がこのバンドの2大影響源だと予想できるのだが、このバンドの特徴を決定付けているのは、彼らの出身地であるアリゾナの砂漠を連想させるようなカラカラに乾いた砂漠感だろう。


聴いていると喉が渇いてきそうなくらい、湿ったところがまるで無い。


そして、動画サイトが普及してからこのバンドの動く姿を観れたのだが、ヴォーカル&ベースのEddie Spaghetti〔エディ・スパゲッティ〕がそのふざけた名前に反して、ベースを弾く佇まいと言い、歌い方と言い、めったやたらとカッコ良いのである。


歌うベーシストとしては、ポール・マッカートニーPaul McCartney〕は殿堂入りにするとして、筆者の中ではTHIN LIZZYシン・リジィ〕のPhil Lynott〔フィル・ライノット〕、MOTORHEAD のLemmyに匹敵する存在だ。