#0095) HIGH ON THE HOG / BLACK OAK ARKANSAS 【1973年リリース】

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日本のロック・ファンに、「知っているサザン・ロック・バンドは?」と訊いた時に名前のあがるバンドはTHE ALLMAN BROTHERS BAND〔ジ・オールマン・ブラザーズ・バンド〕、LYNYRD SKYNYRD〔レーナード・スキナー〕、ZZ TOP〔ジージー・トップ〕辺りだろうか?


ZZ TOPはサザン・ロックというよりもブギー・ロックという認識の方が強いのかもしれない。


いずれにしても、サザン・ロック・バンドの代表例として、BLACK OAK ARKANSAS〔ブラック・オーク・アーカンソー〕というバンドの名前をあげる日本のロック・ファンは少ないはずだ。


バンド名どおり、アーカンソー州出身のこのバンド(しかし、ARKANSASというスペルでアーカンソーと読ませるとは分かり難い)、米国ではかなりの人気バンドらしいが、筆者がこのバンドを知ったのはわりと最近である。


4~5年前にWikipediaでサザン・ロックについて調べている時にBLACK OAK ARKANSASという名前を見つけ、Amazonで検索したところOriginal Album Seriesを発見し、安価だったので購入したのがこのバンドとの出会いだった。


今回取り上げた「HIGH ON THE HOG」は、そのOriginal Album Seriesの中に入っていた一枚で、彼らの4thアルバムだ。


ちなみに上記のOriginal Album Seriesは、特定のアーティストのオリジナル・アルバムが5枚で一組になっている商品で、安価なのでけっこう重宝なのだが、時々とんでもなく高いプレミアム価格の中古盤が出品されている場合がある。


今、Amazonで調べてみたところ、BLACK OAK ARKANSASのOriginal Album Seriesも今では凄い価格になっていた。


幸いにも筆者は安価な時期にこのCDを購入できたのだが、このバンドの音を聴いてみて真っ先に感じたのが「とにかくアメリカっぽい」ということだ。


そもそもサザン・ロック・バンドはアメリカっぽいのだが、その中でもBLACK OAK ARKANSASはダントツでアメリカっぽい。


それも開放的なアメリカっぽさではなく、南部特有の閉鎖的な空気感が滲み出ているようなアメリカっぽい音なのである。


初期のアルバムはサザン・ロックというよりもカントリー・ロックという感じなのだが、この「HIGH ON THE HOG」ではカントリー・ロック色は少し後退し、サザン・ロック色が濃くなっている。


このバンドのシンガーJim Dandy〔ジム・ダンディ〕、は、こういうバンドのメンバーにしては珍しくグラマラスな人物なので、興味を持たれた方には動画を観ることもお勧めしたいしたい。


Jim Dandyの放つギラギラとした男の色気にむせ返りそうになり、そこがまた何ともアメリカっぽいのである。