#0110) DREAMS / NICKEY & THE WARRIORS 【1987年リリース】

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このブログでは日本のアーティストを殆ど取り上げていないので、今日は日本が誇る最高のロックン・ロール・バンドNICKEY & THE WARRIORSの1stアルバム「DREAMS」を取り上げてみる。


日本のアーティストを取り上げるのは#0051の騒音寺以来である。


実は、筆者は日本のロック・シーンへの知識が浅い。


筆者と同じくらいの世代の人(2018年現在でアラフィフ以上の人)は、筆者と同様、洋楽ロックには詳しいが、邦楽ロックには疎いという人が多いのではないだろうか?


筆者がロックを聴き始めた1980年代初期は、ロックと言えば洋楽だった。


ロック雑誌も洋楽雑誌ばかりで、邦楽雑誌というのは無かったような気がする(筆者が知らないだけかもしれないが)。


洋楽ロックの最盛期というのは1980年代までなのだろうか?


とにかく、当時は次から次へと英米からジャンルを問わず刺激的なアーティストが登場し、それらのアーティストの新譜を追いかけるのに必死だった。


それに加えて「ロックの名盤」と言われる旧譜も追いかけ始めたことで、とてもではないが邦楽ロックのアーティストまで追いかけれるほどの金銭的な余裕が残っていなかった。


筆者が邦楽ロックをまともに聴き始めたのは高校生の時に同級生のK君と仲良くなってからである。


K君はパンク少年で、日本のパンク・バンドに詳しかった。


筆者がK君に洋楽ロックの音源をカセット・テープに録音してあげると、K君は筆者に邦楽ロックの音源をカセット・テープに録音してくれたのである。


そのK君から教えてもらった日本のバンドにはTHE STALIN、LAUGHIN' NOSE、KENZI & THE TRIPS等があるのだが、筆者が最も気に入ったのが今回取り上げたNICKEY & THE WARRIORS だ。


彼女(彼ら)の1stアルバム「DREAMS」から聴こえてくるRAMONESや初期のTHE DAMNEDにも通ずる、激しく、ストレートで、それでいてポップなNICKEY & THE WARRIORS の音に完全にやられてしまったのである。


間違いなくロックン・ロールを愛していることが明確に聴き手に伝わるNickey〔ニッキー〕の歌、荒々しさと繊細さを併せ持つツボを押させた演奏、その全てがカッコ良かった。


可愛くてセクシーなシンガー/フロント・ウーマンNickeyと、バックを固める厳つい3人の楽器隊というヴィジュアルも最高だった。


当時の洋楽ロックのリスナーは邦楽ロックに対し、少なからず下に見るような偏見を持つ人が多く、実は筆者もその一人だったのだが、NICKEY & THE WARRIORS の「DREAMS」を聴いて、そんな偏見は木っ端微塵に吹き飛んでしまった。


その後、今日に至るまで色々な邦楽ロックを聴くようになったが、歌にしろ、パフォーマンスにしろ、ヴィジュアルにしろ、邦楽ロックでNickey以上の女性アーティストには未だ出会えていない。


「以上」なので並ぶ人もいないという意味である。


筆者は女性アーティストと男性アーティストには、それぞれ異なる魅力があると思うので、あえて「女性アーティスト」と書かせてもらっている。


「カッコ良い女性アーティストだな」と思うことは多々あるのだが、その後直ぐに「Nickey未満なのは仕方がない」と思うようになってしまった。