1stアルバムを購入して愛聴盤になっていたのに、どう言う訳か2ndアルバム以降は購入しなくなったアーティストがいたりする。
考えられる原因としては、2ndアルバムがリリースされていたことに気付かずに何時の間にか買い逃してしまったとか、或いは、2ndアルバムがリリースされた頃に自分の懐具合が芳しくなかったとか、まぁ、その辺りだろう。
昔みたいに洋楽雑誌を毎月欠かさずに読んでいれば気付いて購入していたのかもしれないし、病気で仕事を休職したり退職したりすることなく毎月一定の収入を得られていたなら躊躇なく購入していたのかもしれない。
そんな2ndアルバム以降を聴き逃したアーティストの作品群をAmazon Music Unlimitedで聴くことを最近の楽しみにしている。
特定の有料サービスをプッシュするようなことは書きたくないのだが、Amazon Music Unlimitedは筆者にとって欠かせない存在になってしまった。
さて、今回取り上げるDANKO JONES〔ダンコ・ジョーンズ〕も、そんな「何らかの理由でその後のアルバムを聴き逃してしまったアーティスト」だ。
DANKO JONESは、カナダ・オンタリオ州はトロント出身で、ヴォーカルとギターを担当するDanko Jones〔ダンコ・ジョーンズ〕を中心に据えたトリオ編成のロック・バンドである。
2003年に彼らのアルバム「WE SWEAT BLOOD」が日本でリリースされた時は、荒々しいながらも、どこか洗練された独特のロックン・ロールに魅了され、一時期は毎日のように愛聴していた。
実は筆者は「WE SWEAT BLOOD」のことを永年の間1stアルバムだと思い込んでいたのだが、Wikipediaで調べたところ2ndアルバムだったことが最近になって分かった。
筆者が何らかの理由で聴き逃した彼らの「その後のアルバム」をAmazon Music Unlimitedで聴き漁っているのだが、その中でも今回取り上げた6thアルバム「ROCK AND ROLL IS BLACK AND BLUE」が特に気に入り聴きまくっている。
DANKO JONESが鳴らすロックン・ロールはガレージ・ロックがベースになりつつも、ハード・ロック的なカッチリとした整合感があり、既に書いたとおり、かなり洗練されたサウンドを聴かせてくれる。
DANKO JONESを初めて聴かれる方には「WE SWEAT BLOOD」をお薦めしたいのだが、これはAmazon Music Unlimitedでは現在配信されていないようなので、この「ROCK AND ROLL IS BLACK AND BLUE」をお勧めしたい。