#0166) RECKLESS / Bryan Adams 【1984年リリース】

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このブログでは度々書いてきたことだが、筆者が洋楽を聴き始めたのは1980年代初期であり、この頃は取り立ててロックが好きな人でなくても洋楽をごくごく普通に聴いている人が多かった。


故にロックの本場である英国と米国、或いは、カナダやオーストラリアでヒットするアルバムは、概ね日本でもヒットしていたし、アルバム・タイトルを聞けば、音は聴いていなくても、「あぁ~、あれね」と、直ぐに分かるような、その年を代表する大ヒット・アルバムが必ず存在した。


今回取り上げたカナダのシンガー・ソングライターBryan Adamsブライアン・アダムス〕の4thアルバム「RECKLESS」もそんな一枚である。


このアルバムがリリースされた1984年も、「あぁ~、あれね」となる大ヒット・アルバムが何枚も存在する。


例えば、Bruce Springsteenブルース・スプリングスティーン〕の「BORN IN THE U.S.A.」、PRINCE & THE REVOLUTION〔プリンス&ザ・レヴォリューション〕の「PURPLE RAIN」、Madonna〔マドンナ〕の「LIKE A VIRGIN」、THE CARS〔ザ・カーズ〕の「HEARTBEAT CITY」、VAN HALENヴァン・ヘイレン〕の「1984」等が1984年の大ヒット・アルバムであり、いずれもBryan Adamsの「RECKLESS」と共に当時よく聴いていた。


この中でも筆者の周りではBryan Adamsの人気が男子からも女子からも抜群に高かった。


思うにBryan Adamsの音楽というのは、普段ロックを当たり前のように聴かない人がイメージするロックそのものなのではないだろうか?


収録されている"Run To You"、"Somebody" 、"Summer Of '69"の適度にハードな8ビートは耳に心地よく、甘くなり過ぎない爽やかなバラードの"Heaven"は多くのカップルがライヴ会場でうっとりすることが約束された曲だ。


Bryan Adamsという人はソロ・シンガーとしてよりも先にソングライターとしてA&Mレコードと契約した人なので実に曲作りが上手い。


それに加えて、バック・バンドのギタリストであるKeith Scott〔キース・スコット〕のツボを心得た演奏が良い。


Keith Scottは、あのEdward Van Halenエドワード・ヴァン・ヘイレン〕が「好きなギタリスト」としてその名を挙げた人物であり、ロックのお手本のようなギターを弾く人である。


Bryan Adamsのことを産業ロックとして侮っていると、ロックの面白さを掴み損ねることになるので要注意だ。