#0190) AT HOME / SHOCKING BLUE 【1969年リリース】

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今回取り上げるSHOCKING BLUEショッキング・ブルー〕はオランダのバンドである。


筆者の持っているオランダのイメージは「格闘技大国」であり、ロックとはあまり結びつかない。


今、パッと思い出せる聴いたことのあるオランダのロック系アーティストと言えば、FOCUS〔フォーカス〕とVANDENBERG〔ヴァンデンバーグ〕だろうか?


そう言えば、オランダはプログレッシヴ・ロックも盛んだったような気がする。


学生時代(30年以上前)にバイト先で仲良くなったU君のお兄さんが筋金入りのプログレ・マニアだったので、オランダのプログレ・バンドを彼から聴かせてもらったと思うのだが、アーティスト名は思い出せない。


そんなオランダのバンドSHOCKING BLUEと言えば、筆者の世代(2019年現在でアラフィフ)ではBANANARAMA〔バナナラマ〕がカヴァーした"Venus"とNIRVANAニルヴァーナ〕がカヴァーした"Love Buzz"ということになる。


それら二つの代表曲が今回取り上げた2ndアルバム「AT HOME」に収録されている(ただし、"Venus"は1969年にリリースされたオリジナルのLPには収録されていない)。


BANANARAMAがカヴァーした"Venus"を聴いた時は「おっ、流石Stock Aitken Waterman〔ストック・エイトキン・ウォーターマン〕!めちゃめちゃ売れそなダンス・ミュージックやん!」と感じ、SHOCKING BLUEのオリジナルを聴いた時に「いやいや、もとからダンス・ミュージックっぽいやん、これ」と感じたものである。


そして、NIRVANAがカヴァーした"Love Buzz"を聴いた時は、「えっ、これってNIRVANAのオリジナルなんちゃうん?たぶん、これはだいぶいじったはるなぁ~」と感じたのだが、SHOCKING BLUEのオリジナルを聴いて「えっ、なにこれ?もとからNIRVANAっぽいやん」と意表を突かれしまい、"Venus"とのあまりの違いに驚いた。


改めて、この「AT HOME」を聴くと、かなりしっかりとロックしていることに気付く。


このバンドは、どうしても"Venus"の印象が強すぎて、キャッチーなポップ・ロック・バンドという先入観を持たれてしまい易いと思うのだが、その実態は1990年代以降のオルタナティヴ・ロックにも通じるなかなかカッコ良いロック・バンドなのである。


逆に、ずば抜けてキャッチーな"Venus"が全体の中で浮いていると感じるくらいだ。