#0200) TUESDAY NIGHT MUSIC CLUB / Sheryl Crow 【1993年リリース】

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ZIGGY〔ジギー〕の松尾宗仁〔まつおそうにん〕が、「今、必ずニュー・アルバムを買っているアーティストはTHE ROLLING STONESザ・ローリング・ストーンズ〕とSheryl Crowシェリル・クロウ〕だけ」と言っていたのがSheryl Crowを聴こうと思った切っ掛けだった(たぶんインターネットの記事だったと思う)。


今回取り上げたSheryl Crowの1stアルバム「TUESDAY NIGHT MUSIC CLUB」は1993年にリリースされたアルバムだが、筆者がこのアルバムを聴いたのは2000年代に入ってからだったと思う。


Sheryl Crowがデビューした当時、毎月必ず購入していた洋楽雑誌(MUSIC LIFE、rockin'on、CROSSBEAT等)でこのアルバムが取り上げられていたのは知っていたが、筆者にとっては、これといった特徴のない女性ミュージシャンというくらいの認識しかなかった。


ところが、上記のとおり、日本が誇る最高のロックン・ロール・ギタリストの一人である松尾宗仁が推しているのを知って、「これは間違いないはずだ」と思い、「TUESDAY NIGHT MUSIC CLUB」を購入するに至ったのである。


このアルバムを聴くまで、筆者はSheryl Crowの曲を聴いたことがなかった。


当時は開局して3年目を向かえていた地元のFM局「α-STATION」をよく聴いていた時期なので、もしかすると知らず知らずのうちにSheryl Crowの曲を耳にしていた可能性はあるが、意識はしてはいなかった。


誠に失礼ながらSheryl Crowのことを、「これといった特徴のない女性ミュージシャン」と思い込んでいたのだが、遅ればせながら聴いてみた「TUESDAY NIGHT MUSIC CLUB」は米国のルーツ・ミュージックに根差した実に豊潤な味わいがあり極めて魅力的だったのである。


確かにこのアルバムは、LITTLE FEATリトル・フィート〕やLYNYRD SKYNYRDレーナード・スキナード〕等、米国の(特に南部の)ルーツ・ミュージックに根差した音楽を好む松尾宗仁が推すのが頷ける音だ。


Sheryl Crowの1stアルバムは既にHugh Padgham〔ヒュー・パジャム〕のプロデュースにより完成していたものがあったのだが、Sheryl Crowがそれに納得がいかずにBill Bottrell〔ビル・ボットレル〕をプロデューサーに起用して一から作り直したことは有名な話だ。


確かに、ゲート・リバーブによるテクニカルなドラム・サウンドXTC〔エックス・ティー・シー〕やPeter Gabrielピーター・ガブリエル〕にはピッタリだが、土の匂いがするSheryl Crowのカントリー・ブルースには合わない。