#0211) ぶっちぎり35~オールタイム・ベスト / THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL 【2015年リリース】

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THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL〔ザ・クレイジー・ライダー・よこはまぎんばえ・ローリング・スペシャル〕。


長いバンド名だが、横浜銀蝿の略称で知られる日本のロックン・ロール・バンドの正式名である。


自分の人生の中で初めてロックというものを意識した時はいつだったかを考えた場合、思いつくのはこのバンド横浜銀蝿なのである。


横浜銀蝿を初めて見た時の筆者は小学生だったので、ロックというものに対して何となく漠然と「不良の音楽」くらいのイメージしか持っていなかった。


そして、筆者の世代(2019年現在でアラフィフ)にとって不良と言えば、これはもう問答無用で「ツッパリ」のことなのである。


リーゼント、キャッツアイのサングラス、ライダースジャケット、ドカンという、1980年代におけるステレオタイプの不良(ツッパリ)のスタイルそのもので登場した横浜銀蝿を、当時の音楽番組ザ・ベストテンで見た小学生の筆者は、「もしかすると、これがロックなんちゃうん?」と思ったのである。


そして、ヒット曲"ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編)"を聴いて興奮し、小学校の掃除の時間に箒(ほうき)をギターに見立てて友達数人と「ツッパリハイスクールロクンロー♪」とやり始めたわけである。


理屈なんてどうでもよくて、とにかく、小学生だった筆者は横浜銀蝿にロックを感じたのである。


筆者より少し上の世代だと、これがCAROL〔キャロル〕になるのではないだろうか?


時々、懐かしくなって無性に横浜銀蝿を聴きたくなる時がある。


そんな時に聴くのが今回取り上げた「ぶっちぎり35~オールタイム・ベスト」という、横浜銀蝿のコンピレーション・アルバムだ。


横浜銀蝿が活躍した1980年代初期の日本にはロックというジャンルがまだ確立しておらず、歌謡曲のフィールドでロック・バンドも活動していた。


横浜銀蝿のメンバーは絵にかいたようなツッパリだが、実はメンバー全員が大学に進学している高学歴者であり、元々の地頭が良いと思うのだが、歌謡曲のフィールドに食い込んで勝負できるだけのキャッチーな曲を書いていることに今更ながら驚かされる。