Rock'n'Roll Prisoner's Melancholy

好きな音楽についての四方山話

#0225) FIRE ON THE MOUNTAIN / THE CHARLIE DANIELS BAND 【1974年リリース】

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若い頃はスリムだった体形も50歳になった現在ではお腹の出たポテッとした体形になった。


ズボンのファスナーが開けっぱなしであることに気付かず歩いていたとしても、大して違和感の無い見事なオッサンになったと思う。


ロック・スターというのはスリムであることを要求される職業である。


Mick Jaggerミック・ジャガー〕やKeith Richards〔キース・リチャーズ〕、Steven Tylerスティーヴン・タイラー〕やJoe Perryジョー・ペリー〕なんて、ずっとスリムな体形を維持し続けていて凄いなと思う。


David Bowieデヴィッド・ボウイ〕なんて、スリムで美しい容姿のまま亡くなった。


皆、ロック・スターの鏡だ。


きっと、スリムな体形を維持するために不断の努力を続けていたのだろう。


だたし、「羨ましいか?」と問われれば、全く羨ましいとは思わない。


何故なら筆者は、好きな食べ物をお腹いっぱい食べたいからだ。


そんな、筆者が憧れるのは、上記したスリムなロック・スターよりも、むしろCharlie Daniels〔チャーリー・ダニエルズ〕だ。


彼の見事な太鼓腹を見ていると安心できるのである。


Charlie Danielsに限らず、サザン・ロックと言えば、何となく「禿」、「髭」、「太鼓腹」のイメージがある。


実際にはスリムな人もかなり居るのだが、なんとなく、サザン・ロックにはそのようなイメージがある。


Charlie Danielsはテンガロンハットを被っているので禿かどうかは分からないが、髭と太鼓腹は堂々たるものである。


今回取り上げたのは、そんなCharlie Daniels が率いるTHE CHARLIE DANIELS BANDの5thアルバム「FIRE ON THE MOUNTAIN」だ(バンド名義では2枚目にあたる)。


このアルバムは、「禿」、「髭」、「太鼓腹」を地で行くようなサザン・ロックであり、カントリー・ロックだ。


筆者が、もしアルコールが達者な体質なら、昼間からバーボンでも呑みながら聴いてみたい、そんな音楽なのである。