#0256) DANCING IN THE RAIN / Frankie Miller 【1985年リリース】

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若い頃から無節操に音楽を聴きまくってきた。


アラフィフとなった2019年12月現在でも、その無節操な音楽の聴き方は変わっていない。


ただ、日常的に聴く音楽の嗜好が微妙に変わっているような気がする。


若い頃はミュージシャンの演奏技術や歌唱力にさほど拘りを持っていなかったので、スキルよりもアイディアに重きを置くミュージシャンが制作するエクスペリメンタルな音楽も日常的に聴いていたのだが、最近はその手の音楽を日常的に聴くことが少なくなってきた。


けして、その手の音楽が嫌いになった訳ではないのだが、平凡で刺激の無い毎日を繰り返す中で、あまりにも普通のオッサンになってしまった自分の日常と、その手の音楽が合わなくなってしまったのだと思う。


では、「ちょっと音楽でも聴いてみようかな」と思った時に、どのようなレコードやCDに手が伸びるかというと、ブルー・アイド・ソウル系アーティストなのである。


今回取り上げたFrankie Miller〔フランキー・ミラー〕も、Robert Palmerロバート・パーマー〕、Jess Roden〔ジェス・ローデン〕と並び「英国ブルー・アイド・ソウル御三家」と称されるアーティストだ。


ただし、この3人の中で筆者が若い頃から聴き続けているアーティストはRobert Palmerだけであり、Jess Rodenを聴いたのは先月、Frankie Millerを聴いたのは今週になってからだ。


先月聴いたJess Rodenがあまりにも素晴らしかったので、この辺りのアーティストをもっと掘り下げてみたくなり、Amazon Music Unlimitedで検索して辿り着いたのが、今回取り上げたFrankie Millerの(たぶん)9thアルバム「DANCING IN THE RAIN」なのである。


Robert PalmerJess Rodenも極めて歌唱力の高いスキルフルなシンガーだが、Frankie Millerもまた凄い歌唱力を持つ素晴らしいシンガーだ。


「ブルー・アイド」なんて付ける必要のない本物のソウル・シンガーなのである。


筆者の中では、最も好きな英国のシンガーがSteve Marriott〔スティーヴ・マリオット〕、最も歌が上手いと思う英国のシンガーがPaul Rodgers〔ポール・ロジャース〕であることは揺るぎないのだが、Frankie Millerもそれに匹敵するシンガーであることは間違いない。


こんなにも素晴らしいシンガーを今まで聴かずに過ごしていたのが悔やまれてならない。