ロックン・ロール・プリズナーの憂鬱

好きな音楽についての四方山話

#0396) BACK TO BEDLAM / James Blunt 【2004年リリース】

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James Blunt[ジェイムズ・ブラント]の"You're Beautiful"が大ヒットしたのは2005年なので、もう16年も昔のことだ。


2000年以降の西暦の数値を見ると「まだ最近」と思えて仕方がないのだが、2000年に生まれた人は今年で21歳になるので、2005年の出来事というのは「かなりの昔の出来事」なのである。


James Bluntの"You're Beautiful"を初めて聴いたのは地元のラジオ局「エフエム京都」(地元の人はα-STATIONと呼んでいる)を聴いている時だった。


あまりにも美しくて、頭の中がクラクラするほどの衝撃を受けた。


筆者は歌詞には無頓着な洋楽リスナーなのだが、この曲はあまりにも美し過ぎるので歌詞が知りたくなった。


この曲は、「地下鉄で偶然元カノを見かけ、後をつけて行ったところ、元カノは今カレの所に辿り着き、その時、元カノと目があってしまった」というJames Blunt本人の出来事をそのまま歌詞にしているのだが、この歌詞を知って更にこの曲が好きになった。


上述の出来事の後、帰宅したJames Bluntは僅か数分でこの曲を書きあげたそうなのだが、これはもう天才の成せる業としか言いようがない。


そんな天才の書いた"You're Beautiful"をラジオで聴いた筆者は、その後、この曲が収録されている彼の1stアルバム「BACK TO BEDLAM」を買い行ったのだが、たとえ良い曲が"You're Beautiful"だけだったとしても構わないと思っていた。


ところが「BACK TO BEDLAM」は収録曲の全てが名曲という名盤だったのである。


このアルバムは全10曲収録されており、"You're Beautiful"は2曲目なので、後に8曲続くのだが、"You're Beautiful"という名曲が早々に終わってしまっても、その後の8曲も名曲なので全く集中力を失うことなく聴き続けられるのだ。


Ed Sheeranエド・シーラン]を聴いた時にも同じことを感じたのだが、「こういう人は名曲を書くために神に選ばれた人なのかな」と思えてしまうのである。


筆者は、宗教や信仰には無関心であり、科学的根拠の無いものは信じないタイプの人間だ。


実際のところ、神もいないと思っている。


そんな筆者ですら、James Bluntが生み出す多幸感に溢れた名曲の数々を聴いていると、その神々しさにひれ伏してしまい、「神に選ばれた」という言葉を使いたくなるのである。