ロックン・ロール・プリズナーの憂鬱

好きな音楽についての四方山話

#0406) PERPETUAL BURN / Jason Becker 【1988年リリース】

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テクニカルなギタリストのアルバムが好きだ。


これまでこのブログでは、Yngwie Malmsteenイングヴェイ・マルムスティーン]、Chris Impellitteri[クリス・インペリテリ]、Joe Satrianiジョー・サトリアーニ]、Richie Kotzenリッチー・コッツェン]、Steve Stevens[スティーヴ・スティーヴンス]、Steve Vaiスティーヴ・ヴァイ]等、テクニカルなギタリストのアルバムを取り上げてきた。


まだ、取り上げていないが、Tony MacAlpine[トニー・マカパイン]、Greg Howe[グレッグ・ハウ]、Vinnie Moore[ヴィニー・ムーア]、Vinnie Vincent[ヴィニー・ヴィンセント]等、取り上げたいギタリストは山ほどいる。


今回は、そんなテクニカルなギタリストの中でも、筆者が洋楽を聴き始めた1980年代に若手の筆頭として注目を集めたJason Becker[ジェイソン・ベッカー]の1stアルバム「PERPETUAL BURN」を取り上げることにした。


このアルバムはインストゥルメンタル・ロックの最高峰に位置するアルバムだ。


とにかく、この手のギタリストに共通して言えるのは音楽的な教養が高いということだ。


しばしば、「ロックはテクニックじゃない」と言われることがある。


それも一理あると思うのだが、筆者がそこに一言付け加えることが出来るのであれば、「テクニックが全てではないが、テクニックは無いよりも有る方が良い」ということだ。


Jason Beckerとは、その圧倒的な音楽的教養の高さと、作曲能力の高さに、ただただ圧倒されるギタリストなのである。


この胸をえぐられるような狂おしい彼のギターを筆者の稚拙な文章で、どう表現したら良いのか全く分からない。


筆者はクラシック音楽も好きで頻繁に聴くのだが、Jason Beckerの弾くギター、そして、書く曲の美しさはクラシック音楽を聴いている時に味わうことの出来る恍惚感に似ている。


筆者はテクニカルなギタリストのアルバムは、どちらかと言えばヴォーカル無しのインストゥルメンタルで聴きたい。


正直なところ、彼らがバンドで演奏してる時は、ヴォーカル・パートには速く終わってもらって、ギター・ソロになって欲しいと思うことが多い。


ヴォーカル・パートを早送りすることもある。


やはり、テクニカルなギタリストのアルバムはインストゥルメンタルが良いのである。


Jason BeckerDavid Lee Roth[デイヴィッド・リー・ロス]のアルバム「A LITTLE AIN'T ENOUGH」に参加した頃に筋萎縮性側索硬化症という難病を患い現在も闘病を続けている。


「どないなってんねん、この世界は!」って言いたい。


これほどまでに凄い才能が病に侵されるのは、何ともアンフェアな感じがしてやり切れ気分になるのである。


実は、筆者はJason Beckerと同い年だ。


彼がまたロック・シーンの最前線に戻ってきてくれる日をいつまでも待ち続けるつもりだ。