#0049) CONGREGATION / THE AFGHAN WHIGS 【1992年リリース】

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このブログでは何度かグランジにカテゴライズされるバンドを取り上げてきたが、今回取り上げるTHE AFGHAN WHIGS〔ジ・アフガン・ウィッグス〕もその一つだ。


取り上げるアルバムは3rdアルバムの「CONGREGATION」にするか、4thアルバムの「GENTLEMEN」にするか、非常に迷ったのだが、今日はグランジらしい曲を聴きたい気分だったので3rdアルバムの「CONGREGATION」を取り上げることにする。


実はこのバンド、4thアルバムの「GENTLEMEN」以降、グランジらしさが後退する。


ただし、グランジらしさが後退してからのアルバムも素晴らしいので、それもまた別の機会に取り上げたいと思う。


このバンドの音楽性を語る時によく使われるのが「ブラック・ミュージックからの影響云々」という文言だが、筆者にはイマイチその辺がピンとこない。


まぁ、グランジもロックのサブジャンルの一つなので、ロックがブラック・ミュージック(特にブルース)の子供である以上、ブラック・ミュージックからの影響は不可避なのだろうが、筆者はこのバンドの音楽性からそれほどブラック・ミュージックのテイストを見出すことが出来ない。


リズムにそれほど黒っぽい躍動感があるとも感じないし、ヴォーカルも本物のソウル・シンガー達ほど超絶的な歌唱力があるとも思えない。


しかし、それが全く弱点になっていないのがこのバンドの魅力だ。


実にエモーショナルな歌と演奏を聴かせてくれる。


そして、それに加え、このアルバム「CONGREGATION」ではグランジらしいプリミティヴでささくれ立った音も聴かせてくれる。


たぶん、このバンドが(といかヴォーカル&リズムギターのGreg Dulli〔グレッグ・デュリ〕とリードギターのRick McCollum〔リック・マッコラム〕が)、ブラック・ミュージックから影響を受けているのは確かなのだろう。


しかし、それは、ブラック・ミュージックのテクニカルな部分を追いかけたのではない。


ブラック・ミュージックのソウルに近づきたかったのだろう。


このアルバムを聴く時は、そんなTHE AFGHAN WHIGS流のソウルに酔いしれたい。