#0208) SURF / POGO POPS 【1996年リリース】

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POGO POPS は洋楽雑誌CROSSBEATの新譜紹介のコーナーで3rdアルバムの「PURE」が取り上げられていて、その美しいアルバム・カヴァーに惹かれて買ったのが出会いだった。


バンド名にPOGOという言葉が入っているため、ライヴ会場で観客がポゴ・ダンスをしまくるパンク・バンドかなと思っていたのだが、実際にはTHE BEATLESザ・ビートルズ〕の系譜を受け継ぐメロディが秀逸なオーセンティックなロック・バンドだった。


筆者が聴いたことのあるPOGO POPS のアルバムは、3rdアルバムの「PURE」と、4thアルバムの「SURF」のみであり、どちらも素晴らしいメロディが楽しめる名盤なのだが、どちらかと言うと「SURF」を聴いた回数の方が多いので、今回は「SURF」を取り上げることにした。


POGO POPSはノルウェー出身のバンドだ。


ノルウェー出身のアーティストと言えば、筆者の世代(2019年現在でアラフィフ)では、1980年代に活躍したPRETTY MAIDS 〔プリティ・メイズ〕、a-ha〔アーハ〕、TNTティー・エヌ・ティー〕、STAGE DOLLS〔ステージ・ドールズ〕辺りだ。


1990年代にはTHE YUM YUMS〔ザ・ヤム・ヤムズ〕というパワー・ポップ・バンドも登場した。


POGO POPSも含めて、ノルウェーのアーティストはいずれもメロディが優れているという印象が強い。


そして、同じ北欧でも隣国スウェーデン出身のメロディが優れたアーティストとは、異なるメロディ作りのセンスを持っているような気がする。


「それは思い込みだろ」と言われれば、そんな気がしなくもないのだが、やはりメロディにはその国の音楽の歴史的な背景が盛り込まれるのではないだろうか?


筆者はノルウェーの歴史について全くの無知だが、ノルウェー出身のアーティストに何となく共通して感じるメロディ感覚は「温かさ」である。


POGO POPSは特にその傾向が顕著で、今回取り上げた「SURF」は1曲目の"My Mind Explodes"が「これ以上ない」というくらい温かい気持ちにさせてくれるメロディであり、その後、アルバムのラストまでその温かみが続き大団円を迎える作品に仕上げられている。


POGO POPSは2019年6月現在で日本語版のWikipediaのページがないくらい日本ではマイナーなバンドだが、この「SURF」というアルバムを知ってもらいたくて今回取り上げてみた。