Rock'n'Roll Prisoner's Melancholy

好きな音楽についての四方山話

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

#0065) BORN TO RUN / Bruce Springsteen 【1975年リリース】

表題曲の"Born To Run (明日なき暴走)"や"Thunder Road (涙のサンダーロード)"であまりにも有名なBruce Springsteen〔ブルース・スプリングスティーン〕の3rdアルバム「BORN TO RUN」。 筆者が最初に"Born To Run"という曲を聴いたのはBruce Springsteenの…

#0064) FLAUNT IT / SIGUE SIGUE SPUTNIK 【1986年リリース】

SIGUE SIGUE SPUTNIK〔ジグ・ジグ・スパトニック〕。 このバンドが1986年にシングル"Love Missile F1-11"をリリースした時の英国のロック・シーンは一種異様な盛り上がりがあった。 ド派手なヴィジュアル、EMIと15億円で契約という前評判、一体どんな凄い音…

#0063) TRUTH AND SOUL / FISHBONE 【1988年リリース】

1980年代後半、BAD BRAINS〔バッド・ブレインズ〕、FISHBONE〔フィッシュボーン〕、LIVING COLOUR〔リヴィング・カラー〕等、黒人メンバーで構成されるロック・バンドはブラック・ロックと呼ばれていた。 LIVING COLOURのリーダーでギタリストのVernon Reid…

#0062) SELLING ENGLAND BY THE POUND / GENESIS 【1973年リリース】

2018年現在、あと数年で50歳になろうとしている筆者の世代はGENESIS〔ジェネシス〕というバンドよりも先に、同バンドのドラマーであり、1980年代にソロ・アーティストとして数々のヒットを連発したPhil Collins〔フィル・コリンズ〕の方を先に知った人が多い…

#0061) NEW BOOTS AND PANTIES!! / Ian Dury 【1977年リリース】

英国のパブでビールを飲みながらパブ・ロックを聴ければ最高だろうなと思うことがある。 実際には筆者はアルコールが達者な方ではないので、少し飲んだだけでギブアップになるとは思うのだが... 「パブ・ロック」というのは、「パブのような小さな会場で…

#0060) PURE / THE PRIMITIVES 【1989年リリース】

今回取り上げるTHE PRIMITIVES〔ザ・プリミティヴズ〕は1980年代の後半にちょっとだけ盛り上がったブロンド・ムーヴメントを代表するバンドだ。 ブロンド・ムーヴメントとは、当時、金髪でルックスの良い女子をフロントに立てたBLONDIE〔ブロンディ〕っぽい…

#0059) THE SILVER LINING / SOUL ASYLUM 【2006年リリース】

ピークを過ぎたと思われていたアーティストが素晴らしい作品を届けてくれた時の嬉しさは筆舌に尽くしがたい。 SOUL ASYLUM〔ソウル・アサイラム〕が2006年に届けてくれた9thアルバム「THE SILVER LINING」を聴いた時は涙が出そうになった。 前作の「CANDY FR…

#0058) FAKE / ADORABLE 【1994年リリース】

永いことロックを聴いていると英国のロック・ファンや音楽メディアの冷たさに驚くことがある。 1990年代に登場したADORABLE〔アドラブル〕はそんな英国のロック・ファンや音楽メディアに翻弄されたバンドだった。 1992年に1stシングルの"Sunshine Smile"をリ…

#0057) IMAGES AND WORDS / DREAM THEATER 【1992年リリース】

このブログでは何度かプログレッシヴ・メタルにカテゴライズされるアーティストのアルバムを取り上げてきた。 当然ながら取り上げたアルバムは全て好きなのだが、通常このジャンルで最も人気と評価が高いのはQUEENSRYCHE(正式なバンド名表記はYの上にウムラ…

#0056) SAIL AWAY / Randy Newman 【1972年リリース】

筆者にとって、「ニューヨークを代表するシンガー・ソングライターは?」と問われた場合、迷うことなく真っ先に連想するのはLou Reed〔ルー・リード〕である。 では、ニューヨークに匹敵する米国のもう一つの大都市である「ロサンゼルスを代表するシンガー・…