#0180) QUATRO / Suzi Quatro 【1974年リリース】

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前回(#0179)に続き、今回もベースとは縁の深いアーティストを取り上げることにする。


女性メンバーを一人含むロック・バンドの場合、彼女たちはベースを担当することが多い。


有名どころでは、TALKING HEADSトーキング・ヘッズ〕、SONIC YOUTHソニック・ユース〕、PIXIESピクシーズ〕、SUPERCHUNK〔スーパーチャンク〕、THE SMASHING PUMPKINS〔ザ・スマッシング・パンプキンズ〕、WHITE ZOMBIE〔ホワイト・ゾンビ〕、CHTHONIC〔ソニック〕等、紅一点に拘らなければ、MY BLOODY VALENTINEマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン〕、NASHVILLE PUSSY〔ナッシュヴィル・プッシー〕等、今思いついたバンドを列挙してみたのだが、探せばまだまだ出てくるだろう。


面白いのは、PIXIES やTHE SMASHING PUMPKINSはベーシストのメンバー交代が発生しても、必ず後任のベーシストに女性を加入させている。


女性とベースという楽器の組み合わせは、ロック界では定番となっている節があるが、このルーツとなった人物はおそらくSuzi Quatroスージー・クアトロ〕なのではないだろうか?


今回取り上げたSuzi Quatroの2ndアルバム「QUATRO」は1974年のリリースなので、2019年現在でアラフィフの筆者がリアルタイムで聴けた作品ではないのだが、ロックを聴き始めた頃(1980年代初期)、このアルバム・ジャケットに写るベースを構えたSuzi Quatroのカッコ良さに痺れ、レコード店で取り寄せてもらってまでして買った思い出深い一枚だ(余談だが、1980年代初期は、インターネットが普及していないのは当然として、CDすら普及していないため旧譜のCD化というのも無かったので、旧譜レコードを探し出して購入するには、街中の輸入レコード店を巡るか、それでも無い場合は輸入レコード店の店主に頼んで探してもらう等、けっこうな苦戦を強いられたのである)。


昔は簡単に観ることが出来なかった「動くSuzi Quatro」の姿も、現在では動画サイトで簡単に観れるのだが、ベースを弾きながら歌う彼女の姿がやたらとカッコ良くてチャーミングで見惚れてしまう。


米国ミシガン州デトロイトの出身でありながら、英国で愛された彼女には、確かに英国の至宝とも言えるSLADE〔スレイド〕やSWEET〔スウィート〕に通じる解り易さがある。


1980年代に入ってからは女優業にシフトしていた彼女だが、最近はまたミュージシャンとしての活動を復活させており、間もなく(海外では2019年3月29日)にニュー・アルバム「NO CONTROL」をリリースする。


これが筆者の今月の楽しみなのである。