#0330) ARULAR / M.I.A. 【2005年リリース】

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筆者は男なので女性アーティストのCDやレコードを買うにあたり、その女性アーティストが自分の好みのルックスか否かが買う買わないの基準になることがある。


「それって全く音楽と関係ない基準やん」と突っ込まれるかもしれないが、所詮男なんてその程度のものなのではないだろうか?


前回取り上げたTHE SMASHING PUMPKINS〔ザ・スマッシング・パンプキンズ〕がデビューした時にCDを買う気になったのはベーシストのD'arcy Wretzky〔ダーシー・レッキー〕が美人だったからだ。


これもまた「お前みたいな不純な動機でCDを買う奴にロックを聴く資格も語る資格もない」と突っ込まれるかもしれないが、所詮男なんてその程度のものなのである。


インターネットを使って簡単に試聴できなかった時代には特にその傾向が強かった。


女子だって音楽性よりは、とにかくそのアーティストの顔面の良し悪しが聴く聴かないの1次オーディションという子が殆どだった。


今回取り上げているM.I.A. 〔エム・アイ・エイ〕の1stアルバム「ARULAR」を買った動機も、洋楽雑誌に載っていた彼女の容姿が可愛かったからに他ならない。


M.I.A.は英国出身の褐色系有色人種だが、アフリカ系ではなく、タミル系スリランカ人であり、アジア風のエキゾチックな容姿に当時の筆者はガツンとやられてしまったわけである。


改めて冷静に振り返ってみると、アイドルの追っかけをやっているオッサンと何の違いもないことに気付かされ、「自分も見事なオッサンになったものだ」と感慨深く思う。


しかし、今回取り上げているM.I.A.の「ARULAR」というアルバムは、M.I.A.の可愛らしい容姿からは想像がつかないのだが、驚くほどキャッチーではないのである。


こういうのはエクスペリメンタル・ヒップ・ホップとでもいうのだろうか?


1stアルバムならもう少しキャッチーにしてもいいと思うのだが、この人は全く譲歩する気が無いかなりの武闘派である。


容姿に惹かれ、鼻の下を伸ばして接近してみたものの、下心を見破られてピシャリとやられた感じなのである。


このキャッチーではないアルバムもM.I.A.への興味で聴き続けることにより、今では大切な愛聴盤になっているから不思議なものである。