#0213の記事で筆者が買ったことのある唯一のレゲエ・アーティストのアルバムは、Maxi Priestの〔マキシ・プリースト〕の「BONAFIDE」だと書いた。
Maxi Priestはレゲエのサブ・ジャンルであるラヴァーズ・ロックのアーティストなのだが、広義にはレゲエと言っても差し支えないだろう。
買ったこのあるレゲエ・アーティストのアルバムはMaxi Priestの「BONAFIDE」だけなのだが、借りたことのあるレゲエ・アーティストのアルバムは他にもある。
それが今回取り上げた英国のレゲエ・バンドASWAD〔アスワド〕だ。
ただし、それは洋楽を聴き始めた中学生の頃であり、しかも、当時はレゲエに全く興味が無かったのでASWADのどのアルバムを借りたのか、全く記憶に無いし(確か、アルバム・カヴァーにはASWADのメンバー写真が使われていた)、音の方も全く記憶に無い。
当時、毎月購入していた洋楽雑誌のMUSIC LIFEはロックを中心に据えた構成だったが、ASWADとBLACK UHURU〔ブラック・ウフル〕はレゲエ・アーティストでありながら、新譜紹介のページで必ず取り上げられていたと記憶している。
#0213の記事でMaxi Priestの「BONAFIDE」を取り上げた後、もう少しレゲエ・アーティストを聴いてみようかなと思い、真っ先に思い浮かんだのがASWADだったのである。
何から聴くべきか全く分からなかったので、「先ずは1stアルバムかな」と思い、Amazon Music Unlimitedで検索したところ、簡単に見つけることが出来た。
レゲエといえばジャマイカの音楽だが、真正のレゲエ・ファンからASWADという英国のレゲエ・バンドはどのような評価を得ているのだろう?
レゲエと言えば、筆者にはカラカラに乾いたイメージがあるのだが、今回取り上げたASWADの1stアルバム「ASWAD」には英国的な湿り気や陰りが感じられるのである。
確かにレゲエなのだが、ジャズやソウルからの影響もありそうで、いかにもレゲエという感じではない。
ぶっちゃけて言ってしまうと、筆者にとっては本場ジャマイカのレゲエよりも、ASWADの英国流レゲエの方が聴き易い。
今更だが、これからASWADのディスコグラフィを追いかけてみたくなった。