#0276) STAND IN LINE / IMPELLITTERI 【1988年リリース】

f:id:DesertOrchid:20200202114041j:plain

 

今回取り上げているIMPELLITTERIインペリテリ〕の1stアルバム「STAND IN LINE」は、筆者が学生時代(約30年前)にバイト先で知り合ったU君に教えてもらった1枚だ。


筆者とU君はお互いにロック・ファンということもあり、さほど時間をかけずに仲良くなれたのだが、筆者とU君とでは聴いていたロックの守備範囲が少々違っていた。


当時の筆者はGUNS N' ROSES〔ガンズ・アンド・ローゼズ〕のデビュー以降に数多く登場したラフなロックン・ロール・スタイルのメタルに入れ込んでいたのだが、U君はプログレッシヴ・メタルネオクラシカル・メタル等の技巧派メタルに詳しかった。


U君と知り合う前に、筆者が聴いていた技巧派メタルと言えばYngwie Malmsteenイングヴェイ・マルムスティーン〕くらいだったと思うのだが、U君からは先ずQUEENSRŸCHE〔クイーンズライク〕を教えてもらい、次に教えてもらったのがIMPELLITTERIだったように記憶している。


U君の家に遊びに行った時に、U君のお兄さんが撮り溜めていたメタル系アーティストのミュージック・ヴィデオを二人で見ていたのだが、U君が「こいつ、Yngwieより速いねん」と言った時に始まったのがIMPELLITTERIの"Stand in Line"だった。


「Yngwieより速い」と聞き、「おっ、それは面白そやな」と興味が掻き立てられ、固唾を飲んでミュージック・ヴィデオを見ていたのだが、Chris Impellitteri〔クリス・インペリテリ〕のギター・ソロが始まった瞬間、筆者は度肝を抜かれることとなる。


当然のことながらChris Impellitteriのギター・ソロは速かったのだが、それは単に「速い」という一言で済ませられるレベルではなく、それはもう人間の限界を超えているように見えた(聴こえた)のである。


Yngwie Malmsteenの「TRILOGY」をレンタル・レコード店で借りて聴いた時も度肝を抜かれる速さを感じたのだが、Chris Impellitteriは先にミュージック・ヴィデオを見たということもあり、筆者にとってそのインパクトはYngwie Malmsteenよりも大きかった。


それに加えてGraham Bonnet〔グラハム・ボネット〕という、かつてRitchie Blackmore〔リッチー・ブラックモア〕が率いたRAINBOW〔レインボー〕の2代目ヴォーカリストが歌っているということも筆者にとっては大きな魅力だった。


当然のことながら、その日はU君が所有する「STAND IN LINE」のCDをカセット・テープに録音してもらい、帰宅の途についたのである。