#0241) DEEP PURPLE IN ROCK / DEEP PURPLE 【1970年リリース】

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1970年代はロックの黄金時代であり、「3大ハード・ロック・バンド」と言えば、LED ZEPPELINレッド・ツェッペリン〕、DEEP PURPLE〔ディープ・パープル〕、BLACK SABBATHブラック・サバス〕を指す。


いずれもロックの歴史に名を刻んだ凄いバンドだが、世界的な評価ではLED ZEPPELINがダントツだろう。


日本では「LED ZEPPELIN vs DEEP PURPLE」というライバル関係が成立しているが、彼らの祖国である英国を含め、世界規模では完全に「LED ZEPPELIN > DEEP PURPLE」なのである。


しかし、筆者はLED ZEPPELINの魅力が解るまでにはかなりの時間を要したが、DEEP PURPLEは一発でその魅力の虜になった。


筆者は中学生の頃にLED ZEPPELINの1stアルバム「LED ZEPPELIN」と、今回取り上げているDEEP PURPLEの4thアルバム「DEEP PURPLE IN ROCK」を同時に購入した。


DEEP PURPLE IN ROCK」を4thアルバムと書いたが、3rdアルバムまでのDEEP PURPLEサイケデリックなアート・ロックを演奏しており、ハード・ロック・バンドではない。


LED ZEPPELINの米国での成功を見たRitchie Blackmore〔リッチー・ブラックモア〕(guitar)が「時代はハード・ロックだ」と確信し、Jon Lord〔ジョン・ロード〕(organ)からバンドのイニシアティブを奪い、Rod Evans〔ロッド・エヴァンス〕(vocals)とNick Simper〔ニック・シンパー〕(bass)の首を切り、Ian Gillan〔イアン・ギラン〕(vocals)とRoger Glover(ロジャー・グローヴァー)(bass)を加入させ、ハード・ロック・バンドに生まれ変わってリリースした新生DEEP PURPLEの第一弾がこの「DEEP PURPLE IN ROCK」なのである(ちなみに、この人事異動で無傷なのはRitchie Blackmore以外ではIan Paice〔イアン・ペイス〕(drums)一人だけである)。


かなり強引な人事異動だが、確かにこのアルバムはIan Gillanのように高く太い声でシャウトできるシンガーがいなければ成立しない。


とにかく、このアルバムは分かり易い。


同時に購入した「LED ZEPPELIN」は、徹底的にハード・ロックな曲もあれば、フォーク調やインド風の曲もあり、音楽性に幅がありすぎてついて行けない場面もあったのだが、「DEEP PURPLE IN ROCK」は金太郎飴の如くどこを切ってもハード・ロックが出てくるのである。


ハード・ロックの始祖は?」という問いに対する答えは諸説あるが、「ハード・ロックを演奏しよう」と明確に意識した最初のバンドはDEEP PURPLEだと筆者は思っている。