#0317) 1989-1990 DEMOS / BRUNETTE 【2014年リリース】

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#0307で1987年に当時の洋楽雑誌MUSIC LIFEに掲載された「とある記事」について書いた。


その「とある記事」というのは「1970年代に隆盛を極めたAEROSMITHエアロスミス〕やKISS〔キッス〕が1980年代に入り一時的に沈みかけたものの再浮上の兆しがあり、そんなAEROSMITHやKISSに影響を受けた若い世代のロックン・ロール・バンドがMÖTLEY CRÜE〔モトリー・クルー〕やRATT〔ラット〕の次の波として続々とL.A.から登場している」といった内容だった。


その記事で、必ず次のスターになると書かれていたのがGUNS N' ROSES〔ガンズ・アンド・ローゼズ〕であり、その対抗馬になると書かれていたのがFASTER PUSSYCAT〔ファスター・プッシーキャット〕、L.A. GUNS〔L.A.ガンズ〕、JETBOY〔ジェットボーイ〕、そして、今回取り上げているBRUNETTE〔ブルネット〕なのである。


この記事が筆者に与えた影響は大きかった。


とにかくこの記事に取り上げられているバンドは全て聴こうと決め、その後1987年から1988にかけて続々とリリースされたGUNS N' ROSES、FASTER PUSSYCAT、L.A. GUNS、JETBOYのデビュー・アルバムをリアルタイムで購入することになる。


しかし、BRUNETTEのデビュー・アルバムだけはリリースされる気配がなく、「レコード会社との契約が取れなかったのかな」と思っていたのだが、時間が経つに連れBRUNETTEのことは忘れてしまった。


ところが1992年になり、BRUNETTEのJohnny Gioeli〔ジョニー・ジョエリ〕(vocals)とJoey Gioeli〔ジョーイ・ジョエリ〕(guitar)が、解散したBAD ENGLISH〔バッド・イングリッシュ〕のNeal Schon〔ニール・ショーン〕(guitar)、Deen Castronovo〔ディーン・カストロノヴォ〕(drums)と合流し、HARDLINE〔ハードライン〕を結成、1stアルバム「DOUBLE ECLIPSE」がリリースされたのである。


バンドの形は変わっていたが、筆者にとっては忘れていた幻のバンドBRUNETTEに、ここで不意に再開することになる。


そして更に時は過ぎ、2014年には今回取り上げているBRUNETTEのデモ音源集である「1989-1990 DEMOS」がリリースされ、高校生の時にMUSIC LIFEの記事で名前を知ったバンドの曲を40代半ばで漸く聴けることになったのである。


BRUNETTEの曲は予想していたよりもポップ、且つ、メロディアスであり、何故このバンドのアルバムが当時の米国でリリースされなかったのか不思議なほどクオリティが高い。


BRUNETTE の曲は1980年代の所謂グラム・メタルが好きな輩には確実に受ける音なのである。