Rock & Roll Prisonerの憂鬱

好きな音楽についての四方山話

#0414) HOW MEN ARE / HEAVEN 17 【1984年リリース】

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#0404でERASURE[イレイジャー]を取り上げた時にも書いたのだが、母体のバンドやグループよりも、そこから派生したバンドやグループの方が好きになるケースがけっこうな頻度であったりする。


ERASUREはDEPECHE MODEデペッシュ・モード]を脱退したVince Clarke[ヴィンス・クラーク]が立ち上げたシンセポップ・グループだが、今回取り上げているHEAVEN 17[ヘヴン17]はTHE HUMAN LEAGUE[ザ・ヒューマン・リーグ]を脱退したMartyn Ware[マーティン・ウェアー]とIan Craig Marsh[イアン・クレイグ・マーシュ]が立ち上げたシンセポップ・グループだ。


何となくだが、THE HUMAN LEAGUEよりもHEAVEN 17の方が音楽的にキャッチーであり、且つ、音楽的な素養がしっかりしているような気がする(これは、DEPECHE MODEとERASUREの関係にも当て嵌まる)。


今回取り上げているのはHEAVEN 17の3rdアルバム「HOW MEN AREであり、筆者が初めて聴いたHEAVEN 17のアルバムだ。


英国産シンセポップ・グループのシンガーは個性的で癖の強い声の持ち主が多いのだが、HEAVEN 17のシンガーGlenn Gregory[グレン・グレゴリー]は他のシンセポップ・グループのシンガーとは一線を画しているのではないだろうか。


筆者は、Glenn Gregoryの声をあまり個性的だと思っておらず、どちらかと言うと癖が無く主張をしない声だと思っている。


しかし、それがダメなのかと言うと全くそうではなく、むしろその癖の無い彼の声がHEAVEN 17のシンセポップをキャッチーで聴き易い音楽にしているのだ。


HEAVEN 17のライヴは観たことが無いのだが、Glenn Gregoryは見た目もハンサムなので、きっとステージ映えするのではないかと思う。


筆者はHEAVEN 17を先に知って、その後、THE HUMAN LEAGUEの大ヒット曲"Don't You Want Me (邦題:愛の残り火)"のミュージック・ビデオを見たのだが、Philip Oakey[フィリップ・オーキー]のヴィジュアルと声に(申し訳ないのだが)「ウェッ」となってしまい、その後は"Human"を聴くまでTHE HUMAN LEAGUEの良さが分からなかった。


HEAVEN 17はTHE HUMAN LEAGUEに比べると、比較的、誰でもスッと入り込めるシンセポップ・グループなのではないだろうか。


HEAVEN 17のMartyn WareとIan Craig MarshはB.E.F.というチーム名でプロデューサーとしても成功を修めているが、実のところ、彼らはミュージシャンというよりもプロデューサーとしての資質の方が大きいのではないかと思うことがある。