2018-01-01から1年間の記事一覧
通常、MEGADETH〔メガデス〕が最も音楽性が充実していて人気があった時期は、Dave Mustaine〔デイヴ・ムステイン〕(vocals & guitars)、David Ellefson〔デイヴィッド・エレフソン〕(bass)、Nick Menza〔ニック・メンザ〕(drums)、Marty Friedman〔マ…
英国出身の三大ギタリストと言えば有名だが、三大ヴォーカリストとなると誰になるのだろうか? 筆者の個人的な好みでは、 私的英国三大ヴォーカリスト(1970年代) アーティスト名 生年月日 所属グループ Rod Stewart〔ロッド・スチュワート〕 1945/01/10 THE …
バンド名がTHE MARSHALL TUCKER BAND〔ザ・マーシャル・タッカー・バンド〕だと、何となくメンバーにMarshall Tucker〔マーシャル・タッカー〕という人が居るような気がしてしまうが、このバンドにはその名を持つ人は居ない。 Marshall Tuckerとは、このバン…
インダストリアル・ロックと言えば、一番有名なのがNINE INCH NAILS〔ナイン・インチ・ネイルズ〕で、次に有名なのがその先輩格とも言えるMINISTRY〔ミニストリー〕ということになるのだろうか? いずれも米国のアーティストである。 では、英国におけるイン…
米国のバンドでありながら、米国式綴りのColorではなく英国式綴りのColourを使っているのは何故なのだろうか。 LIVING COLOUR〔リヴィング・カラー〕がロック・シーン登場した時に最も気になったのがそこだった。 その理由は結局のところ今でも判らない。 黒…
1970年代に名盤と言われるアルバムを数多く制作していたアーティストが1980年代になってMTVを意識すると、どうにも今一つ刺激の無いアルバムを制作してしまうことがある。 例えば、筆者にとってのそれはDavid Bowie〔デヴィッド・ボウイ〕だったりStevie Wo…
THE SUPERSUCKERS〔ザ・スーパーサッカーズ〕のWebサイトにアクセスすると『The greatest rock'n'roll band in the world』という文字が目に飛び込んでくる。 そして、MOTORHEAD〔モーターヘッド〕のLemmy〔レミー〕が贈った『If you don't like the Supersu…
スウェーデンを代表するアーティストと言えば、筆者の場合、先ず思い浮かぶのはABBAだ。 しかし、今回取り上げるTHE CARDIGANS〔ザ・カーディガンズ〕もそれに匹敵するくらいの存在だと言っても言い過ぎではないだろう。 筆者にとってもTHE CARDIGANS は199…
THE LEMONHEADS〔ザ・レモンヘッズ〕は3rdアルバム「LICK」の頃まではバンドとしての体裁を成していたが、今回取り上げる6thアルバム「COME ON FEEL THE LEMONHEADS」の頃にはEvan Dando〔イヴァン・ダンド〕のソロ・プロジェクトに限りなく近い状態になって…
#0068でMANSUN〔マンサン〕の1stアルバム「ATTACK OF THE GREY LANTERN」を取り上げた時に、「今(2018年現在)でも聴くブリットポップのアーティストはGENE〔ジーン〕、MARION〔マリオン〕、MANSUNくらいだ」と書いたので、今日はその中の一つ、MARIONの2nd…
前回取り上げたのはRufus Wainwright〔ルーファス・ウェインライト〕、今回取り上げるのはSLAYER〔スレイヤー〕。 自分でも自分の音楽の趣味が判らなくなるくらい節操が無くて恥ずかしい。 こんな無節操な書き方をしていたら両アーティストのファンからお叱…
Rufus Wainwright〔ルーファス・ウェインライト〕が今回取り上げた彼の1stアルバム「RUFUS WAINWRIGHT」でデビューした頃、Loudon Wainwright III〔ラウドン・ウェインライトIII〕の息子という紹介のされ方をしていたが、筆者はLoudon Wainwright IIIという…
筆者が10代の頃、回り居た(主にバイト先の)歳上世代のロック・ファンがほぼ共通して好きだったバンドが、DEEP PURPLE〔ディープ・パープル〕、RAINBOW〔レインボー〕、ZZ TOP〔ジー・ジー・トップ〕、そして、LYNYRD SKYNYRD〔レーナード・スキナード〕だ…
今回取り上げるのはMASSIVE ATTACK〔マッシヴ・アタック〕の2ndアルバム「PROTECTION」。 筆者が初めて聴いたMASSIVE ATTACKのアルバムだ。 音楽シーンに与えた衝撃や影響の大きさでは1stアルバム「BLUE LINES」の方が上だろう。 また、世界規模での成功の大…
先週、#0071でTHE SEERSの「PSYCH OUT」を取り上げたときに、「永年に渡り聴いている大好きなバンドであるにも関わらずTHE SEERSというバンドの素性が殆ど判らない」という旨の文を書いたが、今回取り上げる24-7 SPYZ〔トゥエンティ・フォー・セヴン・スパ…
EMERSON, LAKE & PALMER〔エマーソン・レイク&パーマー〕。 メンバー3人の姓をアルファベット順に並べただけ。 偶然なのだろうが何となく語呂は良い。 語呂は良いのかもしれないが、こんなものがグループ名になるのかと驚いた記憶がある。 こんな愛想もへ…
Amazon Music UnlimitedでTHE SEERS〔ザ・シアーズ〕を検索すると筆者の知っているTHE SEERSとは全く違う別のバンドが出てくる。 今回取り上げるのは、1990年にデビュー・アルバム「PSYCH OUT」をリリースした英国はブリストル出身の方のTHE SEERSである。 …
筆者が愛読している「SMELLS LIKE PUNK SPIRIT」というブログがある。 少し前のことだが、そのブログに"ロックンロールプリズナー BY-innocent blue birds-配信スタート ~ROCK'N'ROLL PRISONER~"という記事が掲載された。 この記事で「SMELLS LIKE PUNK S…
1980年代の後半に英国でちょっとだけ興ったブームに「ブロンド・ムーヴメント」というものがある。 ルックスの良いブロンドの女子をフロントに立てたBLONDIE〔ブロンディ〕っぽいバンドを一纏めにして当時のメディアがそう呼んでいた。 このムーヴメントの…
以前、SOUL ASYLUM〔ソウル・アサイラム〕の9thアルバム「THE SILVER LINING」を取り上げた時に、「このアルバムがリリースされた2006年には、彼らと同様に劇的な復活作を届けてくれたアーティストが他にもいる」と書いたのだが、その一つがGOO GOO DOLLS〔…
ブリットポップは筆者が追いかけた最後のロック・ムーヴメントのような気がする。 どうも、このムーヴメント辺りから筆者は新しく出てくるロックと疎遠になった。 某有名インターネット百科事典サイトによると、ブリットポップの起源は、SUEDE〔スウェード〕…
筆者はカッコ良いメタルが聴きたくなった時にこのアルバムを聴く。 ANTHRAX〔アンスラックス〕の3rdアルバム「AMONG THE LIVING」だ。 人によって、メタルという言葉で連想するのはBLACK SABBATH〔ブラック・サバス〕やJUDAS PRIEST〔ジューダス・プリース…
筆者がロックを聴き始めたのは中学生の頃で、その頃めちゃくちゃ売れていたロック・アルバムの一枚がZZ TOP〔ジー・ジー・トップ〕の「ELIMINATOR」(1983年リリース)だった。 当時、貪欲に色々なロックを聴き漁っていた筆者も御多分に漏れず、「ELIMINATOR…
表題曲の"Born To Run (明日なき暴走)"や"Thunder Road (涙のサンダーロード)"であまりにも有名なBruce Springsteen〔ブルース・スプリングスティーン〕の3rdアルバム「BORN TO RUN」。 筆者が最初に"Born To Run"という曲を聴いたのはBruce Springsteenの…
SIGUE SIGUE SPUTNIK〔ジグ・ジグ・スパトニック〕。 このバンドが1986年にシングル"Love Missile F1-11"をリリースした時の英国のロック・シーンは一種異様な盛り上がりがあった。 ド派手なヴィジュアル、EMIと15億円で契約という前評判、一体どんな凄い音…
1980年代後半、BAD BRAINS〔バッド・ブレインズ〕、FISHBONE〔フィッシュボーン〕、LIVING COLOUR〔リヴィング・カラー〕等、黒人メンバーで構成されるロック・バンドはブラック・ロックと呼ばれていた。 LIVING COLOURのリーダーでギタリストのVernon Reid…
2018年現在、あと数年で50歳になろうとしている筆者の世代はGENESIS〔ジェネシス〕というバンドよりも先に、同バンドのドラマーであり、1980年代にソロ・アーティストとして数々のヒットを連発したPhil Collins〔フィル・コリンズ〕の方を先に知った人が多い…
英国のパブでビールを飲みながらパブ・ロックを聴ければ最高だろうなと思うことがある。 実際には筆者はアルコールが達者な方ではないので、少し飲んだだけでギブアップになるとは思うのだが... 「パブ・ロック」というのは、「パブのような小さな会場で…
今回取り上げるTHE PRIMITIVES〔ザ・プリミティヴズ〕は1980年代の後半にちょっとだけ盛り上がったブロンド・ムーヴメントを代表するバンドだ。 ブロンド・ムーヴメントとは、当時、金髪でルックスの良い女子をフロントに立てたBLONDIE〔ブロンディ〕っぽい…
ピークを過ぎたと思われていたアーティストが素晴らしい作品を届けてくれた時の嬉しさは筆舌に尽くしがたい。 SOUL ASYLUM〔ソウル・アサイラム〕が2006年に届けてくれた9thアルバム「THE SILVER LINING」を聴いた時は涙が出そうになった。 前作の「CANDY FR…