2019-01-01から1年間の記事一覧
今日は、#0187で取り上げたVAI〔ヴァイ〕の「SEX & RELIGION」に参加しているベーシストT. M. Stevens〔T.M.スティーヴンス〕がT. M. STEVENS OUT OF CONTROL〔T.M.スティーヴンス・アウト・オブ・コントロール〕名義でリリースした1stアルバム「BOOM」を取…
ジャズ・フュージョンのトップ・アーティストと言えば、たぶんWEATHER REPORT〔ウェザー・リポート〕ということになるのだろう。 筆者は、あくまでもロック・リスナーであり、ジャズに関しては自分で聴きたいアーティストを探し出してまで聴くようなことは殆…
THE CRYBABYS〔ザ・クライベイビーズ〕は、元U.K. SUBS〔U.K.サブス〕のDarrell Bath〔ダレル・バス〕と元THE BOYS〔ザ・ボーイズ〕のHonest John Plain〔オネスト・ジョン・プレイン〕を中心に結成された英国のロックン・ロール・バンドだ。 しかし、筆者に…
ZIGGY〔ジギー〕の松尾宗仁〔まつおそうにん〕が、「今、必ずニュー・アルバムを買っているアーティストはTHE ROLLING STONES〔ザ・ローリング・ストーンズ〕とSheryl Crow〔シェリル・クロウ〕だけ」と言っていたのがSheryl Crowを聴こうと思った切っ掛けだ…
#0197でPANTERA〔パンテラ〕の「THE GREAT SOUTHERN TRENDKILL」を取り上げた時に、「アルバム冒頭のけたたましいドラムと雄叫びにやられた」と書いたが、今回取り上げたTHE JON SPENCER BLUES EXPLOSION〔ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージ…
スウェーデンは、英語を母国語としていない国の中で、最も高い英語力を持っているらしい(そもそも北欧の国々は英語力が高い)。 スウェーデンに限らず北欧の国々は人口が少ないため、その市場が限られており、国内だけでなく世界を市場としたグローバル・ビ…
今回は、PANTERA〔パンテラ〕の8thアルバム「THE GREAT SOUTHERN TRENDKILL」を取り上げるが、PANTERAで「この一枚」という時にこれを選ぶ人は少ないのではないだろうか。 ちなみに、PANTERAのオフィシャル・サイトではインディー・レーベルからリリースされ…
ハートランド・ロックというジャンルにカテゴライズされるアーティストの作品の中で筆者が最初に聴いたのは、中学の同級生だったI君から借りたBruce Springsteen〔ブルース・スプリングスティーン〕の「BORN IN THE U.S.A.」だ。 この「BORN IN THE U.S.A.」…
1980年代初期から洋楽ロックを聴き始めた筆者は主にその時代に活動していたアーティストのレコードの新譜を聴いていたのだが(ざっくり言うとニュー・ウェイヴやヘヴィ・メタルが多かった)、数年後の1980年代中期になると時代を遡って1960年代から1970年代…
THE PRODIGY〔ザ・プロディジー〕のMC、ヴォーカル、ダンサーとして活躍したKeith Flint〔キース・フリント〕が2019年3月4日に他界していたことを最近になって知った。 この10年ほど音楽雑誌を買わなくなり、インターネットから積極的に情報を収集するタイプ…
カナダにNICKELBACK〔ニッケルバック〕という有名な人気バンドがいるが、今回取り上げるStevie Salas〔スティーヴィー・サラス〕がTHE ROLLING STONES〔ザ・ローリング・ストーンズ〕のバッキング・ヴォーカルとして有名なBernard Fowler〔バーナード・ファ…
今回もブログ・タイトルの「ロックン・ロール・プリズナーの憂鬱」とは、だいぶかけ離れた作品を取り上げてしまっている。 Chick Corea〔チック・コリア〕のソロ名義でのリリースだが、実質的にはChick Corea(electric piano)、Stanley Clarke〔スタンリー…
JACOBITES 〔ジャコバイツ〕は、元SWELL MAPS〔スウェル・マップス〕のNikki Sudden〔ニッキー・サドゥン〕と、元THE DOGS D'AMOUR〔ザ・ドッグス・ダムール〕のDave Kusworth〔デイヴ・カスワース〕により結成されたバンドだ。 バンドと書いてしまったが、…
今回取り上げるSHOCKING BLUE〔ショッキング・ブルー〕はオランダのバンドである。 筆者の持っているオランダのイメージは「格闘技大国」であり、ロックとはあまり結びつかない。 今、パッと思い出せる聴いたことのあるオランダのロック系アーティストと言え…
HELMET〔ヘルメット〕。 いかにも硬そうな音を出しそうなバンド名である。 ロック・バンドの場合、あえて逆を狙ってバンド名を付けるということもあるのだが、やはり、このバンド名でバブルバム・ポップを演奏するということはありえないだろう。 スタジオ・…
#0186でChris Rea〔クリス・レア〕の「ON THE BEACH」を取り上げたが、そのChris Reaがスライド・ギターで参加しているという繋がりで今回取り上げるDEACON BLUE〔ディーコン・ブルー〕の1stアルバム「RAINTOWN」を思い出した。 DEACON BLUEは彼らの祖国であ…
Steve Vai〔スティーヴ・ヴァイ〕のことを知ったのは、元RAINBOW〔レインボー〕のGraham Bonnet〔グラハム・ボネット〕が率いるALCATRAZZ〔アルカトラス〕に、あのYngwie Malmsteen〔イングヴェイ・マルムスティーン〕の後任として彼が参加した時だ。 ただし…
筆者はバブル経済の頃に10代を過ごした世代だ。 バブル経済でイメージするものと言えば、「DCブランド」、「外資系企業」、「NTT株の高騰」、「ゆるい就活」、「地上げ」等、今思い出してもなかなかの狂気が錯綜する時代だった。 世界に目を向けると「米ソの…
今までに生で聴いたことのあるロック・バンドのシンガーの中で最も歌が上手いと感じたのは、JOURNEYのSteve Perry〔スティーヴ・ペリー〕だ。 この人は、音程、声量、表現力、どれを取っても完璧だと思う。 JOURNEYのライヴを観たのはロックを聴き始めの頃だ…
筆者はロック・リスナーなので、ヒップ・ホップに関しては、それほど積極的に聴いてきた訳ではない。 しかし、筆者のように1980年代初頭からロックを聴き始めたロック・リスナーにとって、ヒップ・ホップというのは、どうにも避けて通ることの出来ない刺激的…
#0173で取り上げたJohn Coltrane〔ジョン・コルトレーン〕と並ぶテナー・サックスのレジェンドと言えば、Sonny Rollins〔ソニー・ロリンズ〕であることに異論を唱える人はいないだろう。 誰の台詞かは忘れたのだが、サクソフォーンがジャズにおける花形楽器…
諸説あるが、今回取り上げるTHE MOODY BLUES〔ザ・ムーディー・ブルース〕の2ndアルバム「DAYS OF FUTURE PASSED」は最初のプログレッシヴ・ロックのアルバムと言われている。 このアルバムは1967年のリリースである。 同年にリリースされたロックのアルバム…
「今、この世に存在するロックン・ロール・バンドは三つだけだ。それは、RAMONES〔ラモーンズ〕とAC/DC〔エーシー・ディーシー〕とMOTORHEAD〔モーターヘッド〕だ」と言ったのはRAMONESのJoey Ramone〔ジョーイ・ラモーン〕だったような気がする。 この発言…
前回(#0179)に続き、今回もベースとは縁の深いアーティストを取り上げることにする。 女性メンバーを一人含むロック・バンドの場合、彼女たちはベースを担当することが多い。 有名どころでは、TALKING HEADS〔トーキング・ヘッズ〕、SONIC YOUTH〔ソニック…
ベースが聴きたくて再生するアルバムがある。 例えば、GUNS N' ROSESの「APPETITE FOR DESTRUCTION」は、Duff McKagan〔ダフ・マッケイガン〕の弾くベースだけをアルバムの最初から最後まで耳で追いかけている時がある。 以前、ブログ仲間の人と、彼のブログ…
#0176でJoe Cocker〔ジョー・コッカー〕を取り上げた時に「40歳を過ぎた頃からブルー・アイド・ソウル系の男性ソロ・シンガーを聴く回数が増えた」と書いた。 今回取り上げるSIMPLY RED〔シンプリー・レッド〕もバンドの体裁をとってはいるものの、殆どMick …
今回はSTEVE STEVENS ATOMIC PLAYBOYS〔スティーヴ・スティーヴンス・アトミック・プレイボーイズ〕の1stアルバムにして、2019年3月現在においては唯一のアルバムである「ATOMIC PLAYBOYS」を取り上げてみる。 と、書いてはみたものの、Wikipediaを見ると現…
自分が歳をとってから(40歳を過ぎた頃くらいから)、頻繁に聴くようになった音楽のジャンルがある。 その一つがブルー・アイド・ソウル系の男性ソロ・シンガーだ。 例えば、Frankie Miller〔フランキー・ミラー〕やJess Roden〔ジェス・ローデン〕は、40歳…
洋楽を聴き始めた最初の5年くらいが最も貪欲にレコードを聴き漁っていた。 洋楽雑誌、或いは、テレビやラジオの洋楽番組を欠かさずにチェックし、次に聴くべきアーティストを日々探していたのだ。 時には、思いがけず、洋楽雑誌や洋楽番組意外から情報を得る…
初めてヒップ・ホップのアルバム買ったのは1980年代で、RUN-DMC〔ラン・ディーエムシー〕の「RAISING HELL」(1986年)とBEASTIE BOYS〔ビースティ・ボーイズ〕の「LICENSED TO ILL」(1986年)だった。 RUN-DMC はAEROSMITH〔エアロスミス〕と共演した"Walk…