2020-01-01から1年間の記事一覧
1970年代後期くらいから登場したポストパンクやニュー・ウェイヴのアーティストを今では殆ど聴かなくなってしまったのだが、そこから派生したゴシック・ロックとニューロマンティックのアーティストは何故か今でも好んで聴くことが多い。 好きなゴシック・ロ…
「グラム・メタル・バンドは女やセックスのことばかり歌っていて、実にけしからん!」という輩がいるが、そんな批判はお門違いも甚だしいことだと筆者は思っている。 そもそも、ロックン・ロールとは、女やセックスのことを歌うところから始まっている。 ロ…
今回取り上げているJoe Satrianiの2ndアルバム「SURFING WITH THE ALIEN」は、ロックの歴史に刻まれたインストゥルメンタル・ロックの名盤であり、このジャンルの最高峰と言えるだろう。 そして、筆者が今までに生で演奏を聴いたことのあるギタリストの中で…
Ozzy Osbourne〔オジー・オズボーン〕は凄いギタリストを見つけ出す名人だ。 BLACK SABBATH〔ブラック・サバス〕を脱退し、ソロ・アーティストとしての活動を開始した時にRandy Rhoads〔ランディ・ローズ〕という天才を見つけ出し、そのRandy Rhoadsを失った…
米国のインダストリアル・メタルにおける2大巨頭はMINISTRY〔ミニストリー〕とNINE INCH NAILS〔ナイン・インチ・ネイルズ〕だが、MARILYN MANSON〔マリリン・マンソン〕とRob Zombie〔ロブ・ゾンビ〕も2大巨頭に匹敵する存在だ。 MINISTRYのAl Jourgensen〔…
Michael Jackson〔マイケル・ジャクソン〕の6thtアルバム「THRILLER」は多くの人に知られているとおり、世界で最も売れたアルバムである。 リリースはされたのは1982年であり、筆者が洋楽を聴き始めた中学1年生の時期と重なる。 このアルバムによりMichael J…
今回取り上げているASIA〔エイジア〕の2ndアルバム「ALPHA」は、収録曲の"The Heat Goes On"が、かつて新日本プロセスに所属していた伝説の覆面レスラー、ザ・コブラの入場曲として使われており、ザ・コブラのファンだった筆者にとっては非常に思い入れの深…
今回取り上げているCHEAP AND NASTY〔チープ・アンド・ナスティ〕の1stアルバム「BEAUTIFUL DISASTER」は1990年代におけるロックン・ロールの名盤だ。 と、言ってみたものの、このアルバムがリリースされた1991年は、米国ではグランジ/オルタナティヴ・ムー…
筆者が最も好きな女性アーティストはKate Bush〔ケイト・ブッシュ〕なのだが、Kate Bushはかなり寡作なアーティストなので、最も好きな女性アーティストではなくなりつつある。 最も好きだと思っていても、そのアーティストが長期に渡り不在だと、新しく登場…
洋楽アーティストの中には本国での高い評価に対し、日本での評価が驚くほど低いアーティストが存在する。 PEARL JAM〔パール・ジャム〕やSTONE TEMPLE PILOTS〔ストーン・テンプル・パイロッツ〕は、その例としてよく名前があがるアーティストだ。 しかし、…
筆者は1969年生れなので1977年に英国でパンク・ムーヴメントが勃発した時は小学3年生だ。 従って、パンク・ムーヴメントはリアルタイムで体験できていない。 もちろん、中には小学生でロックを聴き始める人もいるのかもしれないが、それはかなり稀なケースだ…
現在では大物となったスラッシュ・メタル・バンドの中には活動初期に分裂を起こし、派生バンドを誕生させたバンドが存在する。 Dave Mustaine 〔デイヴ・ムステイン〕がMETALLICA〔メタリカ〕在籍中に他のメンバーと揉めて、METALLICAを解雇された後に立ち…
インターネットが人々の生活の基盤を支えるインフラストラクチャーとなって久しい。 現在では、多くの人がインターネットを介して商品を購入し、商品を販売する側の企業は顧客の購入履歴や閲覧履歴を分析することにより、次に購入させるべき商品を提案する。…
サザン・ロックが好きだ。 ロックを聴き始めた1980年代初期、好んで聴いていた米国のアーティストはDaryl Hall & John Oates〔ダリル・ホール&ジョン・オーツ〕、CHEAP TRICK〔チープ・トリック〕、TOTO〔トト〕等、洗練されたポップ・センスを持つグループ…
インダストリアル・メタルの大御所アーティストと言えばMINISTRY〔ミニストリー〕とNINE INCH NAILS〔ナイン・インチ・ネイルズ〕である。 筆者もこの二つはかなり聴き込んだ時期があったのだが、最も好きなインダストリアル・メタルのアーティストは、今回…
筆者は音楽を聴くことを趣味の一つとしているが、その割には聴く音楽に関する嗜好というものが殆ど無い。 聴く音楽の中心はロックだが、ロックと言ってもロックン・ロール、ブルース・ロック、ハード・ロック、ヘヴィ・メタル、パンク、インディー・ロック、…
英国におけるプログレッシヴ・ロックの最盛期は間違いなく1970年代だろう。 所謂5大バンドと言われているPINK FLOYD〔ピンク・フロイド〕、KING CRIMSON〔キング・クリムゾン〕、YES〔イエス〕、GENESIS〔ジェネシス〕、Emerson, Lake & Palmer〔エマーソン…
今回取り上げるTRASHMONKEYS〔トラッシュモンキーズ〕はドイツのガレージ・ロック・バンドだ。 筆者は1980年代初期からロックを聴き始めたので、当時よく聴いていたドイツのバンドと言えばSCORPIONS〔スコーピオンズ〕、ACCEPT〔アクセプト〕、HELLOWEEN〔ハ…
今回は番外編として1992年に米国で制作された映画『シングルス』(原題:Singles)のサウンドトラック・アルバム「Singles: Original Motion Picture Soundtrack」を取り上げてみる。 サウンドトラック・アルバムを取り上げておいて、こんなことを言うのは気…
筆者は男なので女性アーティストのCDやレコードを買うにあたり、その女性アーティストが自分の好みのルックスか否かが買う買わないの基準になることがある。 「それって全く音楽と関係ない基準やん」と突っ込まれるかもしれないが、所詮男なんてその程度のも…
今回はTHE SMASHING PUMPKINS〔ザ・スマッシング・パンプキンズ〕の3rdアルバム「MELLON COLLIE AND THE INFINITE SADNESS」を取りあることにした。 1990年代初頭に勃発したグランジ・ムーヴメントにおけるこのバンドの傑作という意味では2ndアルバムの「SIA…
1980年代はロック不毛の時代と言われているようだが本当にそうなのだろうか? 1980年代のロックの中でも特に馬鹿にされる傾向があるのはグラム・メタルだと思うのだが、今でも筆者はグラム・メタルを好んで聴くし、極めて優れた音楽だと思っている。 そして…
米国産スラッシュ・メタルと言えばMETALLICA〔メタリカ〕、MEGADETH〔メガデス〕、SLAYER〔スレイヤー〕、ANTHRAX〔アンスラックス〕というスラッシュ・メタル四天王の存在が絶大である。 しかし、実はこの四天王は、SLAYER以外は意外と早くスラッシュ・メタ…
今回取り上げているG. LOVE & SPECIAL SAUCE〔G・ラヴ&スペシャル・ソース〕の1stアルバム「G. LOVE & SPECIAL SAUCE」は1994年のリリースだ。 同じ年にはBeck〔ベック〕のメジャー第1弾アルバム「MELLOW GOLD」がリリースされている。 当時、Beckは注目の…
今回取り上げるのは、これもまた筆者の大好きなバンド、38 SPECIAL〔サーティーエイト・スペシャル〕だ。 38 SPECIALはロックを聴き始めた頃(1980年代前半)に知ったバンドだ。 その切っ掛けは知り合いのバンドマンのお兄さんが今回取り上げている38 SPECIA…
米国におけるインダストリアル・ロックの歴史はMINISTRY〔ミニストリー〕によって切り開かれ、NINE INCH NAILS〔ナイン・インチ・ネイルズ〕がそれを完成させた。 視野を世界規模に切り替えれば、他にも好きなアーティストはいるのだが、米国に限定するので…
今回取り上げているMcAlmont〔マッカルモント〕というシンガーを知った切っ掛けは、McAlmont がSUEDE〔スウェード〕を脱退したギタリストのBernard Butler〔バーナード・バトラー〕とMcAlmont & Butler〔マッカルモント&バトラー〕を結成し、1995年に1stア…
10代後半の頃(1980年代後半)、アルバイト先で仲良くなったU君という友達がいた。 お互いにロック好きということでU君とは、そう時間をかけずに深い付き合いになった。 ロック好きの仲間が増えると何が楽しいかというと、お互いの好きなロックの話をするこ…
時代が21世紀を向かえた初っ端にロックン・ロール・リバイバル或いはガレージ・ロック・リバイバルというムーヴメントがあった。 これは、ちょうどその頃に米国から登場したTHE STROKES〔ザ・ストロークス〕やTHE WHITE STRIPES〔ザ・ホワイト・ストライプ…
自分の年齢が40代に入ったあたりから新しいロックを積極的に探して聴くということが激減し、1990年代前半までのロックばかりを懐かしんで聴くようなった。 昔、自分の親がテレビで懐メロ番組を見て「最近の歌はダメだ、やっぱり昔の歌が良い」と言っていた…