2020-01-01から1年間の記事一覧
MUDHONEY〔マッドハニー〕はグランジの始祖のような呼ばれ方をするバンドだが、本当にそうなのだろうか? NIRVANA〔ニルヴァーナ〕の「NEVERMIND」がリリースされたのが1991年であり、この年をグランジ元年とするなら、MUDHONEYは1988年結成なので、それほど…
今回はTHE TEARDROP EXPLODES〔ザ・ティアドロップ・エクスプローズ〕の1stアルバム「KILIMANJARO」を取り上げることにした。 このアルバムのカヴァーは上に張ったものがオリジナル・カヴァーらしい。 しかし、かつて、1980年代に筆者が輸入レコード店で買っ…
#0307で1987年に当時の洋楽雑誌MUSIC LIFEに掲載された「とある記事」について書いた。 その「とある記事」というのは「1970年代に隆盛を極めたAEROSMITH〔エアロスミス〕やKISS〔キッス〕が1980年代に入り一時的に沈みかけたものの再浮上の兆しがあり、そん…
Wikipediaで色々なミュージシャンのことを取り留めもなく調べていると、病により50代で亡くなっている人がけっこう多いことに気付く。 医学の進歩により人間の平均寿命は延びているものの、自分が50歳を超えて感じているのは「人間(ホモ・サピエンス)とい…
やっぱりPaul Rodgers〔ポール・ロジャース〕やな。 今回取り上げているBAD COMPANY〔バッド・カンパニー〕の1stアルバム「BAD COMPANY」を聴いて、いつも辿り着く答えがそれだ。 このアルバムに出会ったのは高1の頃(1980年代中期)だったと記憶している。 …
英国のシンセポップ・グループはデュオが多いのだが、これは偶然なのだろうか? 例えば#0304で取り上げたTHE ASSOCIATES〔ジ・アソシエイツ〕や、他にもEURYTHMICS〔ユーリズミックス〕、YAZOO〔ヤズー〕、PET SHOP BOYS〔ペット・ショップ・ボーイズ〕、ERA…
1980年代の米国からはBAD BRAINS〔バッド・ブレインズ〕、FISHBONE〔フィッシュボーン〕、LIVING COLOUR〔リヴィング・カラー〕、24-7 SPYZ〔トゥエンティ・フォー・セヴン・スパイズ〕等、メンバーが黒人で構成されているロック・バンドが登場し、メディア…
このブログを書き始めた理由は色々とあるのだが、その一つとして自分の人生もいよいよ終盤に差し掛かってきたので、自分の聴いてきた音楽の備忘録を残そうと思ったからだ。 今回の記事は備忘録としての意味合いが強い。 ロック・ファンなら誰しも自分が初め…
当ブログの#0001ではTHE DOGS D'AMOUR〔ザ・ドッグス・ダムール〕の1stアルバム「IN THE DYNAMITE JET SALOON」を取り上げている。 その理由は、筆者の最も好きなバンドがTHE DOGS D'AMOURだからであり、同バンドのシンガー&ギタリストのTyla〔タイラ〕が…
ここ数年の間、ヘヴィ・メタル専門誌のBURRN!を買う機会が増えた。 1980年代には毎月買っていた雑誌なのだが、1990年代中頃から買わなくなり、2000年代に入ってから再び時々買うようになり、この3年くらいは毎月買っている(現在は2020年である)。 最近のBU…
今回取り上げているMY SISTER'S MACHINE〔マイ・シスターズ・マシーン〕は米国ワシントン州シアトル出身のバンドであり、1stアルバム「DIVA」をリリースしたのは1992年だ。 1992年と言えば、NIRVANA〔ニルヴァーナ〕、PEARL JAM〔パール・ジャム〕、SOUNDGAR…
所謂ポストパンクやニュー・ウェイヴというジャンルにおいて、ECHO & THE BUNNYMEN〔エコー&ザ・バニーメン〕の現在での評価とは如何ほどのものなのだろう? 彼らが最も盛んに活動していた1980年代前半と、現在とでは、その評価に大きな差があるのではない…
JETBOY〔ジェットボーイ〕というバンドの存在を知った切っ掛けは、かつて刊行されていた洋楽雑誌のMUSIC LIFEだ。 時期的には、たぶん1987年で、確か「今、L.A.のロックン・ロール・バンドが熱い」といった内容の記事だったと思う。 その記事には「1970年代…
Garland Jeffreys〔ガーランド・ジェフリーズ〕のことを不意に思い出し、今回取り上げている「DON'T CALL ME BUCKWHEAT」を聴いてみた。 このアルバムの情報をWikipediaで調べてみたところ、1992年の作品であり、8thアルバムだ。 Garland Jeffreysの情報もWi…
3大ギタリストと言えば、その名を書く必要もないが、3大ヴォーカリストというのは存在するのだろうか? 筆者にとっての3大ヴォーカリストと言えば、SMALL FACES〔スモール・フェイセス〕~HUMBLE PIE〔ハンブル・パイ〕のSteve Marriott〔スティーヴ・マリオ…
筆者が中学生の頃、「ROCK IN JAPAN 1985」というライヴが横浜スタジアムで開催された。 これは小規模なロック・フェスティヴァルのようなもので、出演アーティストはヘッドライナーから順にCULTURE CLUB〔カルチャー・クラブ〕、THE STYLE COUNCIL〔ザ・ス…
SUICIDAL TENDENCIES〔スイサイダル・テンデンシーズ〕とは物騒なバンド名を付けたものである。 これは「自殺の傾向」と訳すのだろうか? そして今回取り上げている3rdアルバムのタイトルが「HOW WILL I LAUGH TOMORROW WHEN I CAN'T EVEN SMILE TODAY」だ。…
今回取り上げているSTYX〔スティクス〕は、KANSAS〔カンサス〕、BOSTON〔ボストン〕、JOURNEY〔ジャーニー〕等と並ぶアメリカン・プログレ・ハードの大御所バンドだ。 アメリカン・プログレ・ハードにカテゴライズされるバンドは、1970年代後半から1980年代…
筆者にとって、1980年代から活動しているロックン・ロール系ソングライターの二大巨頭と言えば、THE DOGS D'AMOUR〔ザ・ドッグス・ダムール〕のTyla〔タイラ〕とHANOI ROCKS〔ハノイ・ロックス〕のAndy McCoy〔アンディ・マッコイ〕だ。 この同世代(Tylaは…
1980年代後半から1990年代前半にかけて活動したデトロイトのガレージ・ロック・バンドTHE GORIES〔ザ・ゴーリーズ〕が解散し、Mick Collins〔ミック・コリンズ〕が結成したバンドがTHE DIRTBOMBS〔ザ・ダートボムズ〕、そして、Dan Kroha〔ダン・クロハ〕が…
PEARL JAM〔パール・ジャム〕の1stアルバム「TEN」はリリースと同時に購入して聴いたのだが正直なところ最初はイマイチな印象だった。 シアトル・グランジではPEARL JAMより先に聴いていたNIRVANA〔ニルヴァーナ〕、SOUNDGARDEN〔サウンドガーデン〕、ALICE …
筆者が洋楽を聴き始めた頃に売れていたアルバムと言えばDURAN DURAN〔デュラン・デュラン〕の「SEVEN AND THE RAGGED TIGER」やCULTURE CLUB〔カルチャー・クラブ〕の「COLOUR BY NUMBERS」であり、これらは1980年代初頭に英国で興ったニュー・ロマンティッ…
筆者が洋楽を聴き始めたのは中学生の頃であり、時代としては1980年代初期だ。 それ故、英国で1980年頃から興り始めたNew Wave Of British Heavy Metal(以下、NWOBHM)というヘヴィ・メタルの歴史に刻まれる一大ムーヴメントにはタッチの差で間に合っていな…
3年近く前になるのだが「1980年代の英国で最も歌の上手いヴォーカリストの候補はPaul Young〔ポール・ヤング〕だ」という記事を書いた時に、その先輩格にあたる1970年代の英国のヴォーカリストにつても触れている。 その記事の中で、筆者にとって、1970年代…
時代が1990年代という新たなディケイドを迎えた頃、まるで1970年代初頭を思わせるサザン・ロックを引っ提げて登場したのがTHE BLACK CROWES〔ザ・ブラック・クロウズ〕である。 THE BLACK CROWESのアルバムは全て好きなのだが、今回取り上げている1stアルバ…
筆者は1990年代後半あたりからロックを積極的に聴かなくなったのだが、それでもインダストリアル・ロックやインダストリアル・メタルに関してはけっこう聴いていたような気がする。 他のジャンルのロックは聴かなくなりつつある中、何故インダストリアル・ロ…
筆者のような1980年代からロックを聴き始めた者にとって、ヒップ・ホップというジャンルは避けて通り難い音楽である。 それ故、筆者も1980年代後半から1990年代前半にかけては結構な頻度でヒップ・ホップを好んで聴いていた。 ヒップ・ホップ系アーティスト…
お気に入りの曲を配信やダウンロードで聴くことが主流となった現在とは異なり、かつてロックとは10曲くらいが一つのメディアに詰め込まれたアルバムというフォーマットで聴くことが主流だった。 そんな時代において、アルバムのオープニングを飾る1曲目は非…
こんな音源がAmazon Musicで簡単に聴けてしまうとは有り難い時代である。 今回はTHE BABYSITTERS〔ザ・ベイビーシッターズ〕の1stアルバム「THE BABYSITTERS」を取り上げてみる。 1985年の作品だが、このアルバムはリリース当時の日本では殆ど話題になってい…
アーティスト 曲名 / 収録アルバム / リリース / コメント 出身国 ALICE IN CHAINS〔アリス・イン・チェインズ〕 【 曲 名 】Would? 【 収録アルバム 】DIRT 【 リリース 】1992年 【 コメント 】 この曲が収録されているアルバム「DIRT」はグランジのみなら…