Rock'n'Roll Prisoner's Melancholy

好きな音楽についての四方山話

#0395) CLIMBING! / MOUNTAIN 【1970年リリース】

最近はロックを聴くことが殆ど無くなってきたのだが、先月、「久々にロックらしいロックを聴いてみよう」と思い立ち、選んだ1枚がGRAND FUNK RAILROAD[グランド・ファンク・レイルロード]の2ndアルバム「GRAND FUNK」だった。 その時に「ロックらしいロッ…

#0394) COLOURS / Adam F 【1997年リリース】

このブログでは何度かドラムン・ベースの名盤を取り上げてきたが、今回取り上げているAdam F[アダム・エフ]の1stアルバム「COLOURS」も1990年代におけるドラムン・ベースの名盤だ。 改めて1990年代という時代を振り返ってみると、筆者にとっての1990年代と…

#0393) MAXWELL'S URBAN HANG SUITE / Maxwell 【1996年リリース】

今回取り上げているMaxwell[マックスウェル]の1stアルバム「MAXWELL'S URBAN HANG SUITE」がリリースされたのは1996年だ。 当時の筆者は27歳だったのだが、それまで好きだったロックから離れ始めた時期に出会ったアルバムである。 このアルバムの前年(199…

#0392) ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」 / シュヴァルベ[ヴァイオリン]、カラヤン[指揮]&ベルリン・フィル[演奏]

今回取り上げているアントニオ・ヴィヴァルディ[Antonio Vivaldi]のヴァイオリン協奏曲集「四季」と言えば、バロック音楽のみならずクラシック音楽の定番だろう。 とりわけ、この曲の幕開けとなる「春」の第1楽章で奏でられるヴァイオリンのメロディは多く…

#0391) STAY WITH THE HOLLIES / THE HOLLIES 【1964年リリース】

筆者は、ここ数ヶ月でロックへの情熱がジワジワと無くなりつつある。 休日にはロックよりもクラシックやエレクトロニカを聴くことが多くなり、この状態が続くと数年後には日常的にロックを聴かなくなる日が来るような気がしてならない。 それ故、ロックへの…

#0390) GLORIOUS / Foxes 【2014年リリース】

去年、2020年は、英国・サウサンプトン出身の女性シンガー、Foxes[フォクシーズ]が久々の音源となるシングル"Love Not Loving You"をリリースしてくれた年である。 2016年の2ndアルバム「ALL I NEED」以来なので、約4年ぶりの音源リリースとなるわけだ。 2…

#0389) LATERALUS / TOOL 【2001年リリース】

今回取り上げるのは米国のプログレッシヴ・メタル・バンド、TOOL[トゥール]の3rdアルバム「LATERALUS」だ。 TOOL、凄い、最高、以上。 これで終わりにしたいくらい、TOOLというバンドは1990年代以降のロック・シーンにおいて、桁違いの存在感を放つ。 TOOL…

#0388) BUILT TO BREAK / NATIONAL PASTIME 【1985年リリース】

もし、今回取り上げているNATIONAL PASTIME[ナショナル・パスタイム]というバンドを知っている人が居れば、その人は筆者と同世代(2021年現在でアラフィフ)で、1980年代の洋楽雑誌を読み漁っていた人ではないだろうか。 このブログで取り上げてきたアー…

#0387) REGULAR URBAN SURVIVORS / TERRORVISION 【1996年リリース】

TERRORVISION[テラーヴィジョン]は、英国、ウェスト・ヨークシャー出身のロック・バンドだ。 TERRORVISIONは1993年に1stアルバムの「FORMALDEHYDE」をリリースしており、筆者はそれをリアルタイムで購入して聴いたのだが、予想していた音とだいぶ違ってい…

#0386) + / Ed Sheeran 【2011年リリース】

Ed Sheeran[エド・シーラン]は間違いなく今世紀にその名を遺す天才ソングライターだ。 彼がデビュー・アルバムの「+」をリリースしたのは2011年である。 このブログで度々書いてきたとおり、筆者は2000年以降に登場したアーティストを積極的に聴いてこなか…

#0385) GRAND FUNK / GRAND FUNK RAILROAD 【1969年リリース】

筆者は自分のブログに「ロックン・ロール・プリズナーの憂鬱」というタイトルを付けているが、実はそれほどロックン・ロールをネタとして取り上げていない。 筆者がブログを始めた理由は、文を書く習慣を付け、文を書く練習をしたかったからだ。 筆者は仕事…

#0384) MODUS OPERANDI / Photek 【1997年リリース】

聴いた瞬間に不安定な心理状態となり、心がざわめき立つドラムン・ベースの名曲と言えば、筆者の中ではPLUG[プラグ]の"Me & Mr Jones"と、Photek[フォーテック]の"The Hidden Camera"だ。 "Me & Mr Jones"はLuke Vibert[ルーク・ヴァイバート]がPLUG名…

#0383) BROWN SUGAR / D'Angelo 【1995年リリース】

今回取り上げているD'Angelo[ディアンジェロ]の1stアルバム「BROWN SUGAR」は1995年にリリースされた作品なのだが、この年辺りから筆者はそれまで頻繁に聴いてきたロックへの興味を急激に失い始めた。 1995年には、King of Drum 'n' BassことGoldie[ゴー…

#0382) ヘンデル:管弦楽組曲「王宮の花火の音楽」「水上の音楽」 / 指揮:ネヴィル・マリナー、演奏:アカデミー室内管弦楽団

筆者はこのブログのタイトルのとおり、主にロックを聴く音楽リスナーだが、それ以外のジャンルもけっこう聴くことが多く、中でもクラシックは大好きなジャンルなのだが知識については殆どゼロに近い。 初めてクラシックを聴いて「良いな」と感じたのは小学校…

#0381) THE PRETTY THINGS / THE PRETTY THINGS 【1965年リリース】

このブログを始める前は、自分にとって思い入れが強すぎるアーティストほど、ネタとしては取り上げ易いような気がしてたのだが、実際には逆で、返って取り上げにくい。 そう言う訳で、今回取り上げているTHE PRETTY THINGS[ザ・プリティ・シングス]も、381…

#0380) FINO + BLEED / DIE MANNEQUIN 【2009年リリース】

筆者は2000年以降に登場したロックを積極的に聴いてこなかったのだが、そんな2000年以降でも時折「おっ」と感じさせてくれるアーティストに出会うことがある。 今回取り上げているカナダのオンタリオ州トロント出身のDIE MANNEQUIN[ダイ・マネキン]も、そ…

#0379) THE END OF SILENCE / ROLLINS BAND 【1992年リリース】

今回取り上げているROLLINS BAND[ロリンズ・バンド]の3rdアルバム「THE END OF SILENCE」は1992年のリリースなのだが、筆者はこのアルバムを聴いた頃からオルタナティヴ・メタルというジャンルを意識し始めたような気がする。 オルタナティヴ・メタルとは…

#0378) THE AGE OF CONSENT / BRONSKI BEAT 【1984年リリース】

#0368で取り上げたFRANKIE GOES TO HOLLYWOOD[フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド]は、1983の後半にデビューし、翌年の1984年にかけて、英国でセンセーショナルなヒットを連発していたが、今回取り上げているBRONSKI BEAT[ブロンスキ・ビート]も1984…

#0377) THUNDER IN THE EAST / LOUDNESS 【1985年リリース】

#0367でVOW WOW[ヴァウワウ]を取り上げた時に、「1980年代当時、海外で活動しながら、一定以上の評価を得ていた日本のロック・バンドと言えば、LOUDNESS[ラウドネス]と、VOW WOWの二組だけだったのではないだろうか」と書いた。 このブログを書いている2…

#0376) NO BRAKES / John Waite 【1984年リリース】

#0366でRick Springfield[リック・スプリングフィールド]の「BEAUTIFUL FEELINGS」を取り上げた時に「このアルバムはロックを聴き始めた人が聴くのにちょうど良い」と書いた。 「BEAUTIFUL FEELINGS」に限らず1980年代にリリースされたRick Springfieldの…

#0375) AMERICA'S VOLUME DEALER / CORROSION OF CONFORMITY 【2000年リリース】

12月に入ってからはヒップ・ポップとクラウトロックを聴き続けていたのだが、今週からはサザン・ロック、というよりは、サザン・メタルを聴くことが多くなった。 今回取り上げているCORROSION OF CONFORMITY[コロージョン・オブ・コンフォーミティ]はハー…

#0374) PHALLUS DEI / AMON DUUL II 【1969年リリース】

昨日はヒップ・ポップを取り上げたが、今日はクラウトロックを取り上げている。 何故なら、12月以降、筆者の聴く音楽のジャンルが、その二つに集中しているからだ。 今回取り上げているのは、1968年にドイツ(当時は西ドイツ)のミュンヘンで結成されたAMON …

#0373) STRAIGHT OUTTA COMPTON / N.W.A 【1988年リリース】

最近はヒップ・ホップを聴くことが多い。 今回取り上げているN.W.A[エヌ・ダブリュ・エー]は、米国カリフォルニア州コンプトン出身のヒップ・ホップ・グループであり、西海岸ヒップ・ポップのレジェンドである。 そして、Ice-T[アイス・ティー]と並ぶギ…

#0372) TIN MACHINE / TIN MACHINE 【1989年リリース】

筆者が初めてリアルタイムで聴いたDavid Bowie[デヴィッド・ボウイ]のアルバムは「LET'S DANCE」であり、このアルバムのリリースは1983年なので、たぶん翌年には聴いていると思う。 当時、ロック初心者の筆者が好んで聴いていたのは、SPANDAU BALLET[スパ…

#0371) YOUNG, LOUD AND SNOTTY / DEAD BOYS 【1977年リリース】

中1で洋楽を聴き始め、齢50を超える2020年の今日までロックを聴いてきた筆者だが、パンクにはそれほど深く傾倒してこなかった。 そんな筆者だが、初めて聴いたロックのレコードは同級生のH君が貸してくれたSEX PISTOLS[セックス・ピストルズ]のコンピレー…

#0370) RIBBED MUSIC FOR THE NUMB GENERATION / SOHODOLLS 【2007年リリース】

筆者は2000年以降、仕事から受ける負荷により生活の仕方が大きく変わったので、2000年以降に登場したロックを積極的に聴いてこなかったのだが、最近は2000年以降に登場したロックを掘り起こして楽しんでいることを何時ぞやの記事に書いた。 今回取り上げてい…

#0369) DANZIG III: HOW THE GODS KILL / DANZIG 【1992年リリース】

今回取り上げているDANZIG[ダンジグ]は、米国ニュージャージー出身のホラー・パンク・バンド、MISFITS[ミスフィッツ]のシンガーだったGlenn Danzig[グレン・ダンジグ]を中心に結成されたバンドである(Glenn DanzigはMISFITSとDANZIGの間にSAMHAIN[サ…

#0378) WELCOME TO THE PLEASUREDOME / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD 【1984年リリース】

今回は英国リヴァプール出身のFRANKIE GOES TO HOLLYWOOD[フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド]が、1984年にリリースした1stアルバムの「WELCOME TO THE PLEASUREDOME」を取り上げている。 FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD(長いので以下FGTH)は、このアルバ…

#0367) III / VOW WOW 【1986年リリース】

このブログを書いている2020年現在では、BABYMETAL[ベビーメタル]やDIR EN GREY[ディル・アン・グレイ]等、世界規模でのツアーを行い、海外からも高い評価を得ている日本のロック・バンドが数多く存在する。 そんな現状を、1980年代からロックを聴き始め…

#0366) BEAUTIFUL FEELINGS / Rick Springfield 【1984年リリース】

筆者の仕事は土日祝が休み、所謂カレンダーどおりの休みである(土曜日が休みなのはカレンダーどおりとは言わないのか?)。 土日祝が休みなのでブログを書くのは週に2回、土日だけと決めており、昨日11/15 (日)もブログを書く予定だったが書けなかった。 …